高齢者の多様な役割、外出と交流や健康・元気で長生きを促進 医療と介護の連携強化、認知症対策や看取り対応の施設の拡大

母も100歳、施設入所の大変さ

2011年12月14日

今12月議会でも、介護施設の整備促進についての質疑がありました。
私の母も今年、介護4で100歳を迎え、市外の老健でお世話になっていましたが、体調が急変し、施設の変更をしなければならなくなりました。

しかし、100歳ということで市内の病院での受け入れも難しく、待機者も多くいるため、結局、空いている市外の施設に入所しました。特養の待機者は、今年度、920人もいます。(しかし、同一人が複数申し込みをしていますので正確な待機者の把握は難しいと思いますが、行政は実態をつかむべきです)

この解消が急務ですが、24年度・25年度にかけて市内片岡に特養施設の整備を進めるとの事。

問題は、療養型施設、特に介護療養型施設が少なく、入所できずに困窮している市民が大変多く、在宅での介護の方法にたよるため、家族の負担も大きく、老老介護の痛ましい事件も起こっています。

国では、以前、療養型病院から介護付を廃止し、老人保健施設での療養型を設置する方針を打ち出しましたが、その後、延期をしたため、現在、終末医療をむかえた方の受け入れ施設が大変少なく、そのため待機者も多く、市外の施設の入所を求めて苦労しているのが、実情です。

母をはじめ、今日の日本の繁栄を築いた戦前生まれの人たちが、終末医療で苦しみ、悩んでいる姿を見て、これは、国ががきちんと早期に解決しなければいけない問題です。