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関東大震災から100年目を迎えての意見広告

意見広告「金目川の治水」へ、声上げ続ける

花水川下流では右岸の堤防がかさ上げされ、川幅は大幅に拡張されました

 平塚市における防災を考える際、金目川水系の流域治水は避けて通れない問題です。

 私はかねてから、金目川水系の流域の治水に関する重要性を議会で訴えてきました。きっかけとなったのは、2011年の東日本大震災です。震災翌年、私は市議会定例会で津波の遡上対策や花水川の護岸整備計画について質問しました。

 以来、毎年欠かさずに金目川流域の河川の洪水対策や内水氾濫対策などを議会で取り上げています。2019年に行われた選挙の際、人通りもまばらな下流の土手で「第一声」を発したのも、今ではいい思い出です。

 河川整備には莫大な予算と時間が掛かることから、一朝一夕で進めることは困難です。しかし、落合克宏市長は県に対して早期整備の要望書を提出し続けており、市の土木部職員が県の機関や地域住民との調整に奔走している姿勢も評価されるべきです。

 皆さんは、金目川下流域の河川整備状況を目にされたことはありますか。今では川幅が大きく拡張され、土手もかさ上げされて景色は一変しています。河川沿いでは氾濫のリスクが大きく軽減され、流域の唐ケ原や撫子原などには新築住宅が立ち並ぶなど、移住定住の動きも進んでいます。

 これらは、市や職員の努力、そして地域住民のご理解の賜物に他なりません。一方で、市民の代弁者である市議会議員が河川整備について声を上げ続けることこそ、「継続は力」となることも身をもって感じています。

 ともあれ、いつ起こるか分からない自然災害に備え、スピード感のある整備が求められています。今後も金目川流域の安心安全に向け、議会を通して積極的な河川整備を呼び掛けていきます。