6月18日都市建設常任委員会・パチンコ店出店計画反対の請願、趣旨採択
今年度各委員の互選で都市建設常任委員会の委員長になりました。私の地元からパチンコ店出店計画反対の請願が提出され、委員会で慎重に討論した結果、住民の意思を尊重し、住環境の保全を望む趣旨を了として、本請願を趣旨採択する旨を全員異議なしと認めました。請願を審議する所管委員長の立場としては請願の紹介議員になることができません。この問題は多くの方の反対署名があり、私としても心を痛めておりました。委員長は自分の意見を言えないので苦しい立場でしたが、最後に請願第4号は趣旨採択とすることに決定しましたと大声で委員長発言をした時は、心の中で喝采を叫びました。今後もこのような問題が全市で起こる可能性が十分ありますので、都市計画法による地区計画を考えていく必要があります。
6月議会総括質問(30分)
黒部丘のパチンコ店出店計画
しんや
市長は反対の署名に託された多くの市民の声の重みをどのように感じ、どのような判断をお持ちか。
副市長
出店計画地は用途地域が準工業地域で法的に立地可能な場所として事業者が事業の計画をしたものであり、都市計画法では開発事業計画が法の規定に適合していればこれを許可しなければならないと規定されている。開発許可賢者としては法令に基づき適切に判断する。
経済の危機対策は意識改革と組織力
しんや
100年に一度と言われる大不況の中、全職員一丸となって危機意識を共有し、経営の視点でこの難局を乗り切る組織力が必要と考えるがどうか。
市長
組織力は非常に重要で市長としてリーダーシップを発揮すべき責務は十分認識している。職員の意識改革を図り、世界の動き、経済の流れの中で各人がレベルアップするための努力をしなければならない。また、重要な諸課題に対しては、所管する部署をはじめ、関係部署間との連携を一層図り、経済対策を行っている。
しんや
新たな工業活性化策の策定について伺う。
市長
17年度から施設整備助成と新規雇用助成からなる工業活性化促進方策を制度化している。さらに対象業種の拡大や補助限度額の拡大等を検討し、既存工場等の設備投資にかかる経費の助成、太陽光発電等の環境配慮設備の導入にかかる経費の助成などを検討し、22年度に新たな制度としてスタートさせたい。
公民館のバリアフリー
しんや
公民館のバリアフリー化について伺いたい。
学校教育部長
平塚市の公共建築物耐震化計画に基づき22年度以降に耐震診断等を行い、その結果を踏まえた上で耐震補強工事や改築工事など方向性を判断し、あわせてバリアフリー化の実現を図りたい。なお、手すりの設置、和式トイレの改修などは、個々の公民館の実情で取り組んでいく。
街路樹は道路の付属物か、生き物か
しんや
街路樹は道路法では道路の付属物となっているが、平塚市の地球温暖化対策における街路樹の効果や機能をどのように考えているか。
副市長
地球温暖化対策として街路樹は二酸化炭素の吸収源となるだけでなく、ヒートアイランド現象の緩和にも有効と考える。また、街路樹の剪定については樹木に対し一つの生き物として向き合う姿勢を持って施行するよう業者等に対しては指導している。
しんや
維持管理において地域住民との清掃等の協働の進め方について伺いたい。
副市長
協働事業とした道路沿いの緑化の推進のため、道路残地を利用し、草花の提供を市が、除草や清掃などの通常管理を市民が行う「花のふれあいスポット事業」を推進している。今後は市民との協働による剪定についてのカルテづくりを進めながら、地域住民との協働管理の仕組みづくりについて研究していく。
駅西口南側エレベーター設置
しんや
23年度エレベーター設置の実現に向けて駅構内のバリアフリー化も含め、今までの経緯と今後の推進計画を伺いたい。
副市長
平姓20年8月に平塚市とJR東日本都の間で、平塚駅西口跨線橋南側及び改札口のバリアフリー化について23年度以降に最優先に整備することで合意が得られている。今後は施工内容や費用負担について協定を締結した後、設計、施工をJRに委託し事業を推進していく。
ベルマーレの支援策
しんや
平塚市の財産である湘南ベルマーレが今季J1リーグへ復帰する絶好な機会ですので、平塚競技場の大型の改修をする時期にきているのではないか伺う。
副市長
平塚競技場が22年経過し修繕等必要であるが、サッカーだけでなく陸上競技場での使用も勘案し、観客や利用者の安全面の必要性も高いものから整備したい。また、大型映像装置は、設置の検討を進めていかなければならないと考える。
介護サービス基盤の整備について
しんや
平成21年度から第4期の介護保険事業計画が3カ年にわたり実施されます。地域密着型小規模多機能型居宅介護は、今後増加する認知症の方へ対応するため、認知症対応型共同生活介護事業所との併設ができるようになりました。このことは、私も昨年の6月と12月議会で質問してきたところでもあります。国の政策では、ユニット型個室をすすめ、平塚市でも原則としてこれを取り入れていますが、私は個室よりも多床室のウェイトを増やし、待機者の解消を図り入所者の金額の負担軽減をするべき、と思いますがいかがでしょうか。お聞きします。
福祉部長
国や県には居宅に近い居住環境の下で、日常生活の中でケアを行うという方針があり、県はユニット型個室での整備を補助の対象としています。したがって、この県の方針に沿わなければ事業者は補助を受けることができないこととなります。しかしながら、議員ご指摘の通り、ユニット型では整備できるベット数が少ないことや、入所者の利用料金が高いことも事実であります。平塚市としては入所者の尊厳を守り、できるだけ在宅に近い居住環境での整備を考えておりますが、一方で待機者数の増加により多床室についてのニーズも認識するところでありますので、県とも協議しながら基盤整備を進めていきたいと考えています。
地域活動
であいふれあい西海岸
今年もまた「であいふれあい西海岸」が6月7日開催されました。今年で20年目を迎えましたが、私はどういうわけか第1回目からずっと委員長を努めてきました。継続は力なりと言われますが、ここまで続けてこれたのも、なでしこ地区、花水地区両社協をはじめ多くの皆様方の心暖まるご支援、ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。地域の活性化は人と人との交流を通じ、ふれあいの和(輪)がひろがり、協働のまちづくりにあるかと思います。特に子供が地域活動に積極的に参加することは大切で地域愛や郷土愛の醸成にもなります。また、このイベントがきっかけで福祉に対する理解と支援の輪が深まれば幸いです。
花水川の土手に散歩道誕生
花水川の土手の草刈りは昨年から取り組んできましたが、今年の5月に県と草刈りの請書をチームサムライなでしこと県との間で締結しました。これにより、計画的に土手の整備が進むと同時に散歩道も土手沿いに整備されました。
星舞フェスタ
第59回湘南ひらつか七夕まつりが今年も7月2日から5日まで4日間開催されました。今年から7日を含めない日程になりましたが、環境客の中には戸惑いもあったようで、七夕は「イベント」なのか「おまつり」なのか今後議論を呼ぶのではないでしょうか。また、動く七夕として星舞フェスタや星舞フラフェスタが今年も開催されましたが、このイベントは市民による市民のための市民の手作りですので、今後も大事に運営管理をし、継続させていただきたいと思います。
編集後記
議員活動3年目を迎え6月議会ではじめて30分の総括質問の時間を与えられ、しかも最初の質問者になりました。そのため、精神的にもかなりの重圧を感じましたが、経済対策の質問では職員一人一人の意識改革の重要性を強く感じました。今後は質問要旨の絞込みと再質問を含めた質問時間の効果的配分を考慮し、質問をしていきたいと思います。また、平塚クラブの会派の幹事長になりました。会派内の融和と団結を図り、行動する議員集団として市民に情報発信していければと思います。