高齢者の多様な役割、外出と交流や健康・元気で長生きを促進 医療と介護の連携強化、認知症対策や看取り対応の施設の拡大

議会だより第3号

2008年1月25日

12月定例議会報告(質問内容)

精神障害者の福祉政策について

平成18年4月障害者自立支援法が施行され、精神障害者に対する福祉も身体・知的障害者と同じ制度が利用できるようになりましたが、医療費の助成においては、身体・知的障害者と精神障害者の間では格差が生じています。身体・知的障害者は、一部の軽度障害者を除き、全ての保険対象の医療費が免除されています。精神障害者の場合は、重度の障害者でも精神科に通院した場合のみ、自己負担が原則1割に軽減されるだけです。それ以外は全て一般健常者と同じ3割の負担を負っています。このように三障害のうち精神障害者だけが、多額の医療費の増大に苦しみ、在宅で障害者を抱え生活に困窮している同居家族の経済的負担は限界にきています。障害者間の格差の是正は、本来国や県が三障害一元化のもと、主体的に責任を持って行うべきと考えますが、いまだ見直しの方向性が見えてきません。9月議会にこの案件が陳情として湘南社会復帰協会から出されました。市長は回答の中で、身体・知的・精神の三障害一元化の視点も含め、他市の状況を勘案しながら対象範囲の見直しを検討していくとのことでありますが、何をどのようにいつまでに検討するのかまずお伺いいたします。また、平成18年9月議会の中で、重度障害者医療費の見直しも含め、精神障害者の方の旧32条における平塚市の負担を検討していきたいと答弁されていますが、一年以上経過した今、その経緯についてお聞きいたします。

健康福祉部長

重度障害者医療費の助成は、県の事業であり、県が精神障害者をその対象に含めていないので、平塚市としても国や県の動向を踏まえ、来年の10月頃見直しを検討していきたい。

市長

10月12日に精神障害者の家族会の方々との面談でお話しした内容「市の事業として何ができるか考えていきたい」については、今もその気持ちに変化がなく、福祉全般の財政状況を勘案し、精神障害者の医療費情勢問題を考えたい。

賑わいと活力に溢れるまちづくり

七夕まつりの活性化について

観光資源として七夕を通年で考え「七夕のまちひらつか」を宣伝し、市民一体化となった市民参加型の七夕まつりを推進することを要望した。

観光資源について

平塚市の素晴らしい自然環境を観光資源として事業展開を図ることは重要です。したがって、観光協会の民営化では、協会が自主財源を確保し、自主運営できるよう行政の支援を強くお願い要望しました。

行政改革について

非常勤職員の雇用見直し

原則二ヶ月雇用を六ヶ月雇用に見直し、雇用の安定か・事務効率の向上を図ることができないか。

剪定枝の一元化

主に六箇所(環境業務課、みどり公園課、総合公園管理事務所、道路補修課、教育施設課、いきがい事業団)で各々収集、処分し、また、収集方法も直営や痛くに分かれていますので、全庁的視野で管理の一元化ができないか。

公共施設の一元管理

経費削減に取り組み、健全な財政運営を行っていくためにも、各公共施設ごとの光熱費、修繕費、委託費等の情報データ化、分析を行い、課題を見つけ、目標管理を導入し、さらに効率的、効果的な公共施設の総合管理をすべきと考えるかどうか。

環境厚生常任委員会報告

安心して出産できる産婦人科医療体制を整備し、妊産婦無料検診を拡大することを求める請願について、趣旨採択の立場で発言し、少子化の中、安心して子供を産み育ている夢を広げられるようにしなければならないと思います。妊産婦無料検診は、現在年2回実施、来年は年5回くらいにする方向で考えられています。無差別な無料検診の拡大は財政的にも困難がありますが、安心して出産できる医療体制を望むということを了とし、趣旨採択され、私も賛成し可決されました。*県の小児・ひとり親・重度障害者医療費助成制度について趣旨採択し、私も賛成いたしました。

野崎しんやの活動報告

花水川河川の土手整備について

10月29日撫子原のOさんから花水川火口付近の土手が荒れ放題故に防犯面で自己の起きる可能性があります。大至急整備をしていただきたいとのことでした。市の水政課にお願いいたところ、県の所管事項でありますが、早速整備するとの回答を30日にいただきました。市の素早い対応に感謝するところです。先日も花水台歩道の一部が危険なので、道路補修課に連絡したところ、一時間後には修理をしていただきました。危機管理意識は職員だけでなく、地域住民の方も持っていただき、事故を起こさない体制づくりを考えていきます。

花水小学校体育館建て替えについて

災害時には、地域の避難場所になっていることもあり、住民の安全等を考慮し、早期の建て替えを陳情、署名運動の結果9600有余名戴きました。*花水小学校の体育館については、補強工事が必要との診断結果が出ていますので、この順位に沿って耐震補強工事を行う予定です。なお、この体育館は昭和39年度に建築された建物であり、屋根・床等についても傷みが進んでいるため、耐震補強工事と併せて老朽化に対応する工事が必要と考えています。(19年10月3日付回答 教育施設課)


10月25日「普通救命講習修了証」の交付を受けました。救急車が到着するまでには7分位かかるので、短時間で行う「心肺蘇生法」の手順は是非皆さんも取得されたらと思います。


平塚市立幼稚園父母の会と議員交流会に出席。小児医療費の所得制限撤廃の要望が出されました。


10月28日、第六回湘南創作ダンベル大会に実行委員のひとりとしてお手伝いし、大変充実した1日を過ごさせて戴きました。36チーム、1200名参加。


11月10日、平塚湘南ロータリークラブ主催による「市民なんでも相談会」に参加。今回は47件の相談がありました。クラブ会員の専門的な知識を活かし、広く皆様に反映させてゆきたいと思います。


11月14日、高齢者疑似体験講習会が花水公民館で二時間にわたって開催されました。花水地区社協の要請を受けて、平塚市社協が主催するもので、手足に重りをつけ、ゴーグルや手袋等で身体の自由を奪った中で、歩行や物を食べたり、本を読んだりし「85歳」の高齢者になった感覚で過ごす体験です。私も体験し高齢者の立場がよくわかりました。高齢社会を迎え、歩いて優しい、お年寄りに優しい「まち」になるよう議会活動をしていきます。


11月16日、全国国保運営協議会会長等連絡協議会に出席。


議会運営委員会行政視察報告

四日市市議会

議会モニターの設置、シティ・ミーティング開催などを行なっています。議員提出による条例案、安全なまちづくり条例、市文化振興条例等がありました。

茨城市議会

議長室・副議長室が広く、また、内装が立派。特に議長室には三畳ほどの仮眠室もあり驚きました。子供連れの方でも安心して傍聴できる特別傍聴室がありました。一般会計決算特別委員会は、決算委員が監査委員と同じように関係書類を監査しており、平塚市とは違います。

西口エレベーター設置

六月議会で質問したところです。12月議会で大蔵市長は「私の任期中に実現します。」と答弁しました。できるだけ早い時期の実現が望まれ、私も積極的に取り組んでいます。

編集後記

あけましておめでとうございます。議員活動2年目を迎えますが、今まで以上のご支援のほどよろしくお願い申し上げます。今年の干支は「ねずみ」で、繁栄・発展の年と言われています。平塚市でも北口駅前広場や西口駅周辺のバリアフリーも含め、ハード面の整備計画が一層進展し、大きな変革の年になりそうです。私も「賑わいと活力の溢れる街」「歩いて優しい街」「安心・安全な街」づくりを目指し、政策提言をしていきます。