議会だより第21号

進まぬ金目川整備

堤防整備問題 進展は?

昨年12月議会で5年以上に渡り一向に進む気配が見られない唐ヶ原ガーデンホームズ前の土手の整備問題について、本件は神奈川県の所管である事は承知しているが、今後の整備計画の質問を行なった。

土木部長

一部の住民から堤防整備による生活環境の変化による不安視の声などから、土手のかさ上げ整備が進まないが、今後河川管理用通路の代替え利用も含め、県、大磯町と連携して住民との合意形成に取り組む。

しんやの視点

昨年の台風19号による多摩川の河川氾濫は住民の反対により、土手のかさ上げが出来なかったため起きたこの水害の教訓を活かすべきです。人の命・財産を守る視点で、まずは、土手のかさ上げを最優先すべきです。一刻も早い整備を強く要望する。

12月6日の総括質問の後、18日に地元住民と県土木事務所、平塚市土木部とで話し合いをしました。25日には県土木事務所へ森県議と一緒に行き、所長から詳しい説明を受け、その結果、土手のかさ上げは今後2年間で行う、その間はJR高架下の道路は使用可能であるが、完成後は自転車、徒歩のみのため、代替え用の河川管理通路の確保に向けて、県、大磯町、平塚市、地域住民とで協議を継続して行う。このような内容となりましたので、一刻も早い整備を期待します。

唐ヶ原ガーデンホームズ前土手問題

河川対策の実施状況は?

これまでの平塚市から神奈川県に対する要望や実施状況を確認した。

土木部長

これまで県市長会を通じて県に河川整備や適切な維持管理を要望してきた。今年度は金目川左岸平塚大橋下流部では、河川改修工事が進められ、来年度に完成予定。現在金目川水道橋下流や飯島通学橋付近で堆積した土砂の除去工事、今後鈴川、渋田川、河内川なども順次工事に着手予定である。

しんやの視点

金目川上流域の自治体で雨水の流出を抑制しないと下流域では金目川の水位が上昇し危険なため、広域で雨水の金目川への流入抑制をしなければならず、今後広域連携についても十分に考えなければなりません。

水門は全部で22門ありますが、水門の開閉マニュアルのある個所は5門だけで、他の17の水門はマニュアルが存在しないのは大変問題です。しかも、今あるマニュアルでさえも津波の遡上に対する取り扱いでは、水門を閉じることが原則であり、さらに、大雨への対策は記載がありません。そのため最近の一時間あたり50ミリを超えるような大雨では水門を開くため非常に危険です。大雨等への対策が不十分な今のマニュアルを更新し、それらの対策を網羅したマニュアルの作成は急務であると考えます。

龍城ヶ丘プール跡地

公園整備問題 進展は?

これまでの進展状況を確認しました。

  • プール跡地周辺の過去からの経緯と現在の状況
  • 樹林地の伐採による影響
  • 今後のスケジュール
  • 事業者応募数
  • 公園整備の絵はいつ示せるか

土木部長

戦中から戦後にかけて製塩業が盛んであったが、昭和45年には全ての建物がなくなり、県が海岸緑地として整備し、芝生と低木が広がる広場であった。その後様々な種類の木が成長し現在の状況になった。また、昭和12年に市営プールがオープンし、平成25年度に閉鎖された。

当該樹林地は現在樹木が繁茂し日中も薄暗く、市民が気軽に散策できない状態のため、誰もが安全安心に、気軽に海の魅力に触れ合うことができるように公園整備を行う。公園整備区域の樹林地は飛砂を防ぐ飛砂防備保安林に指定されておらず、海岸利用を目的に芝生や低木からなる緑地として整備され現在に至っている。

公園整備区域内の樹林は、高潮や津波の被害を防止するための潮害防備保安林の指定はなく、高潮やレベル1津波は樹林地の有無に関係なく国道134号を超える事はない。最大規模のレベル2津波では134号を超えて浸水するため、県では人工構造物で津波を防ぐのではなく、一刻も早い避難で命を守るとしている。しかし、飛砂を防ぐ一定の効果はあるので、できる限り既存の樹木を活用し、事業者には飛砂に関して現状と同等以上の機能を求めている。

今後のスケジュールとして、1月に最終的に業者を選定する選定委員会を開催し、1グループに決定する。その後、庁議を経て議会や市民への公表となる。12月2日までに4グループから案が出されている。

公報ひらつかなどを通じて業者から提案された絵を早く公開し、市民説明会は3月下旬頃となる予定。市民と意見調整をした最終的な絵は令和3年度の下半期頃になると考えている。

しんやの視点

市民の安心・安全、暮らしや財産を守るために市は主体的な役割を果たすべきで、市長のこの事業に対する思いや考え方を聞いた。それに対し市長は「市が主導で市民の意見を要求水準に入れ、防砂の機能や安心・安全面も確保しながら、本市の大きな資源として魅力化を図りたい」と述べている。市民の声が反映され、未来へ有意義に残る対策を切に願う。

龍城ヶ丘プール跡地開発提案イメージ

上の写真は選定された事業者の提案イメージです。落合市長は1月29日にプール跡地の公園整備の事業者として積水ハウスグループを選定したと発表した。

  • 緑化率は同水準になるよう樹林帯伐採を抑制
  • 新たな植栽を実施、芝生広場も入れると緑化率は50%の計算
  • 商業施設はマルシェ棟など3カ所で1,000㎡以下の小規模に
  • 駐車場は東西2カ所に120台を整備、有料、時間制限も検討
  • 津波や高潮対策は地盤の高さを8メートルに、エントランス棟の屋上は津波避難施設に
  • 飛砂防備機能は海側に1メートル高くなったプロムナードを整備
  • 市民の不安の声を解消できるよう慎重に審査

市長は「海辺の公園として多くの方に来てもらい、平塚の海を楽しんでいただきたい。」と述べています。

やっと、市民に公園整備のイメージ図が示された訳ですが、今後2022年度の供用開始を目指し、3月に市民向けの説明会を行う予定です。

JT跡地

住民の声は反映されるか

11月21日事業者から開発基本計画が市に提出され、12月4日には住民説明会が開催されました。開発計画の内容と地域の要望について確認しました。

企画政策部長

地域からの主な要望として、南街区では、災害発生時にも利用できる多目的広場の整備、北街区では、敷地北側の線路沿いに駅西口までのルート確保があります。開発は地上7階建435戸の共同住宅が予定され、北街区では商業系の土地利用が行われる。事業者から多目的広場の整備については、前向きな方向性で検討していると回答があった。

まちづくり政策部長

敷地内にオープンスペースを設けるなど一定の基準を満たした建築物は高さ制限の緩和ができ、それを適用して20メートル7階建になった。

学校教育部長

普通教室として使っていない教室には一定の余裕があるので、児童生徒が増えてもスペースはある。

しんやの視点

跡地の活用に地域からの要望を達成する事は非常に重要である。一方で、今の計画では交通渋滞対策が懸念されるが、その対策も十分に考えておく必要がある。

旧税務署跡地、旧ハローワーク跡地

今から調査検討を

松風町にある旧ハローワークは更地になっていますが、旧税務署はそのままの状態です。跡地がどうなるか、市民の関心も高いが、当該地は国、県の所有のため、どのように利活用するかは土地の所有者の意向によるとの考え方で、市としては何も動けないとのスタンスです。

しんやの視点

果たして座して待つ姿勢で良いのか疑問です。商工会議所は市の土地ですので、それを含めた考えもできるかと思います。国や県も平塚市の意向を必ず聞いてきますので、事前に地域や市民のためになる質の高い住環境を考察する必要を強く感じます。市長室が新たにできましたので、そこで調査検討をすべきです。

駅南口広場再整備

南玄関口の魅力づくり

中心市街地の活性化が検討されているが、そのエリアの中に駅南口広場も含まれる。なぎさプロムナードから海岸エリアへの回遊ルートの玄関口として駅前広場の魅力づくりは急務である。そこで、駅南口広場について今までどのような検討がされたのか。されていなければその理由について知りたい。また、駅前広場にある自転車駐輪場の必要性の有無についての見解も確認したい。さらに、今後の駅南側周辺の自転車駐輪場整備計画についても確認したい。

都市整備部長

南口駅前広場については平塚市総合交通計画の中で「海に向かう玄関口に相応しい広場を検討する」としている。駅南口広場の魅力を高めるため、平成25年にはペンチの設置や園路整備、バラの植栽を行い、憩いの空間として開放。平成30年にはライトアップのリニューアルを実施。既存の広場機能を活かすための整備を順次実施している。

「駅南口広場駐輪場」は定期利用者による満車状態に加え、当該駐輪場の利用を希望する待機者がいる状態が続いている。駐輪台数確保の点で必要性があるものと考え、このような状況から駅南側の駐輪需要や課題の解消を目指し、今年度公益財団法人平塚市まちづくり財団と連携して、将来の駐輪需要やその対応などについての調査を行っているところである。しかし、それ以外にも駅周辺で整備しなければならない場所もあり、順番を考えながら整備していくが、まずは見附台の方が整備が始まっているので、西口の方を優先していくのが今の考えである。

交通政策部長

駅南口広場駐輪場の需要が高い事は認識している。移設案は鉄道事業者等にも当たったが課題が多く、増設については調査中である。調査の結果を踏まえて南側全体として検討を進めていきたい。

しんやの視点

スピード感が重要である。駅南側は駐輪場の待機者も多く、ニーズは間違いなく高い。市の担当課は自転車整備の基本方針を作り、まちづくり財団に働きかけを行い、早く具体的な整備計画を作るよう市側から強く申し入れるべきです。特に八重咲町第1、第2、第3を2階建で整備できないか検討すべきです。その後、駅南口広場の駐輪場の移設の可否を検討し、それが可能なら南口広場全体の再整備の検討ができます。

聖火リレー

平塚から15名 6月29日午後3時〜

聖火リレーは6月29日(月)午後3時から駅南口広場からスタートします。芦ノ湖を出発し小田原〜大磯町〜伊勢原市を通り、平塚市の競輪場に到着。その後車列を組み南口へ。午後3時ごろ駅南口からスタートし、なぎさプロムナード〜国道134号線を通り、茅ヶ崎に向かいます。リレーランナーは県が窓口ですが、8000名の応募があり、平塚市では15名が選ばれ、一人200メートルを走ります。

編集後記

昨年は統一地方選挙で市議会議員4期目の当選を果たせました。これからも初心に帰り市民の福祉向上に向けて取り組みます。また、平成から令和の時代になり、今年はオリンピック、パラリンピックも開催されます。地球温暖化による気候変動問題、人口減少等様々な課題もありますが、持続可能なまちを目指し、全力投球します。今年もよろしくお願いします。

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