高齢者の多様な役割、外出と交流や健康・元気で長生きを促進 医療と介護の連携強化、認知症対策や看取り対応の施設の拡大

議会だより第20号

2018年8月30日

七夕祭りを後世に繋ぐ

七夕との関わり

星舞フェスタは今年で18回目を数え、初回から実行委員長を務めてきました。思えば20年前、菫平郵便局に2人の七夕関係者が来られ、一緒に七夕のことを朝から晩まで考え、市民のための七夕にしていかないかとの要請を快諾してから始まりました。その後、七夕結婚式、星舞フェスタ等のイベントや市民飾りの充実など市民による市民のための市民参加型の七夕集団になり、今日まで七夕祭りを支援しています。

星舞フェスタへの想い

星舞は豪華な竹飾りだけでなく、動く七夕として観光客に楽しんでいただくおもてなしの気持ちとともに、七夕を平塚市の誇る伝統的な祭り、文化として、子供達に参加を促し、次世代へつなげていってほしい願いもありました。今年は20チーム600名の参加の8割が園児から高校生までのチームで、本来の目的な達せられたと感じています。今後も子供達の演武を通じて七夕を次世代へつなげていきます。

七夕の活性化

七夕の課題については長い間七夕飾りの充実や市民ボランティアの確保、自主警備や環境衛生に関わる経費の増大への対応、会場周辺居住者への配慮、消灯後の来場者への対応などが指摘されていますが、なかなか解決されず、今日に至っています。また、七夕まつりの集客力を活かし、市内の観光消費額の向上を図ることも課題です。2020年には七夕まつりも第70回目を迎えますので、新たな視点での取り組みが必要です。

平塚駅周辺の再整備

西口・見附台・南口

見附第周辺地区の整備事業も(仮称)新文化センターの建設や運営を行う事業者の募集も開始され、平成34年の開館を目指します。なお、崇善公民館複合施設は来年4月の利用開始を予定しています。

  • 見附台周辺地区と中心市街地との回遊性を高め、にぎわいの創出や産業の活性化施策は急務です。
  • 駅北口改札口から下りエスカレーター設置に向けて検討が今後行われますので、市民の利便性向上に寄与すると思われます。
  • 見附台周辺地区と駅西口との回遊性では、駅日口改札口から直接行けるペデストリアンデッキの導入など考えたらどうでしょうか。
  • 駅南口広場は、県道なぎさプロムナードから海岸エリアに通じる重要な玄関口であり、活性化のためには以前から自転車等駐輪場の移設も視野に、噴水噴水広場と併せ、全体的に広場を見直す必要があると考えます。

しんやの視点

  1. 駅周辺のまちづくりには、多くの部や課が関わるので、中心市街地総合戦略室を設置し、中心市街地の活性化に向けて市の総合力が発揮できる組織づくりが重要
  2. スピード感が必要
  3. 職員のコスト意識や営業マインドが重要
  4. 民間活力の活用の視点が重要

平塚の未来は南北統一に

大神地区のツインシティが平成32年にはまち開きを予定し、ツインと平塚駅を結ぶ南北都市軸として連節バスなどの公共交通が検討されています。小田急線の厚木市や伊勢原市・秦野市などとツインシティを通じて東海道線の平塚駅につなげなければいけません。また、北金目や真田地区の人口増加や土屋吉沢地区の神奈川大学撤退問題の影響など平塚市の周辺地域で生活圏や商圏などの分断や孤立を生む状況が加速しないとも限りません。今後の公共交通の進め方が大変重要です。

しんやの視点

今年度から地域公共交通協議会が開催され、地域公共交通網形成計画を策定するとのことですが、1年間で計画ができるか疑問。それは、地域の課題、整理がまだできていない。各地域の課題を聞き取りで行うとの事だが、内容が不明。計画を策定する際、実行計画の策定や予算を措置すべし。そして何よりもスピード感が重要。

財政健全化

ふるさと寄付金事業

昨年4月から市外在住者からの寄付に対し、返礼品を送付することになりました。行き過ぎた返礼品に対して総務省は歯止めをかけましたが、自治体間の競争は激化しています。都市部の自治体は税収の流失額が多く、この制度自体の問題も指摘されていますが、制度がある以上、何もしなければ税の流失額はさらに増えますので、スピード感を持った対応が不可欠です。

質問の答弁では、過去3年間の税収の流失額は、平成27年1月から12月までの寄付に対する平成28年度の減収額は約9,400万円、同様に平成29年度が約1億7,000万円、平成30年度が約2億3,000万円であり、今後も効果的な施策をしなければ、さらに税収の流出額は増えます。昨年度から寄付者に対する返礼品制度が始まったが効果が出ていない。水谷隼カレーは平塚市の企業が生産していますので、魅力ある返礼品として考えたらどうかと提案しました。今後に期待。

地域の課題

JT跡地

小川跨線橋は12年前に人身事故等交通事故の多発により危険性が指摘され、警察の指導もあり、その後車の進入が禁止されました。平成19年11月に通行量調査も含め、市に実態調査をお願いしました。その後、東日本大震災を契機に耐震診断を実施し、耐震上問題があり、解体の方向性に決まったところです。しかし、地域住民にとって生活道路として利用してきたので、その代案として黒部丘西部地域から駅西口への道路の確保は必要です。

しんやの視点

  1. 黒部丘跨線橋が撤去される計画なので、線路沿いに自転車や歩行者が通行できるルートを確保して、黒部丘西部地域から駅西口への利便性の向上を図る事が重要です。
  2. 災害時の避難拠点や行事などで利用できる空間買う穂などについても取り組みます。

元気な高齢者は健康づくりから

ダンベル体操の出会い

西海岸商店街のアーケード下の歩道で、ダンベル体操が始まったのが平成12年頃で、夜8時から30分、週3回参加しました。その当時のメンバー全員が今も元気に体操されていますが、本当にすごい事だと思います。その後、NPO湘南ダンベル体操協会となり、秋に開催される創作ダンベル大会も今年で17回目、参加者600人を超える大きな健康イベントになりました。

  • 人生100年時代を迎え、健康はキーワードです。ダンベル体操で心身ともに健康で元気な高齢者を目指しましょう。
  • 健康づくりの推進施策として、現在のひらつか元気応援ポイント事業の利用拡大を図り、介護施設だけでなく、高齢者の外出機会を増やし、健康体操やウォーキングなどの健康増進のきっかけづくりや居場所づくりとしてポイントを付与し、特典がもらえる制度に変えることを提案していきます。

編集後記

車いす利用の障がい者にとり歩道のデコボコは身体に響き、身体に悪いため、整備の必要性について花水地区社協の役員から要望を受けました。県土木事務所の迅速な対応により、整備が進み、皆さんに喜んでいただきましたが、市民の立場、目線でスピーディな行動の重要性を感じました。今後も原点に帰り、市民の声を市政に反映させていきます。