議会だより第16号

袖ヶ浜3番8号のワンルームマンション建設問題に切り込む!

平成26年6月18日、表題の番地に突然開発業者の看板が設置されました。50坪の一戸建て跡地に、4階建て11戸のワンルームマンションという建築計画に近隣住民も驚愕し、事業計画白紙撤回を求め、1612名の反対署名を添えて、市長に要望書を手渡しました。

その後、近隣住民が反対運動を展開しましたが、建築基準法の壁に阻まれ、27年8月30日の第4回説明会では、前回までの質問に対する明確な回答がなく、住民が紛糾する中、業者は一方的に計画の読み上げを行い、具体的な説明や質疑の機会もないまま、説明会は強引に押し切られました。

しかしこのような暴挙に対しても、現行の条例では住民を守る術もありません。業者側有利な条例のままでは、今後も海岸地区並びに平塚市全体の住環境を破壊する危険性があるため、住民の皆さんと力を合わせ、行政を動かす活動を引き続き続けております。

しんやの視点

事業者の社会的責任は!?

事業者は経営理念として地域貢献をうたっていますが、一戸建て中心のこの地域の50坪戸建て住宅多土地に、ワンルームマンションを建築することが地域貢献なのか理解に苦しみます。ワンルームマンションは人口増加やコミュニティ活性化にはつながらず、むしろ地域の循環や治安を損ない、海岸地区の住環境を破壊する要因となるのではと懸念しています。

事業者は安全管理ができるのか!?

建築予定地の前面道路は4mと狭く、尚且つ通学路に指定されている地区です。工事車両の出入りに、子供達の安全が守られるか気がかりでなりません。近隣の小学校・幼稚園からも、安全管理に関する業者への要望もいただき、学童の安全確保と、日中の高齢者の安全確保も含め大きな問題です。どこの建築現場でも同じ問題が起こっており、行政の監視・指導を強化するよう申し入れたいと考えています。

平塚市まちづくり条例

平塚市では、住環境の保全、地域の環境の保全を目的に「地区まちづくり条例」が制定されています。今回のように、法律ギリギリの開発を進める業者に対し、地域で協議会を立ち上げることにより、自分たちの地域を自分たちで守る仕組みを推奨しています。しかし建築に詳しい住民は少ないため素人集団での活動になり、開発業者に歯も立たないのが現実です。行政が専門家を常駐させ、いつでも住民の相談に答えられる組織づくりが必要と考えています。

地区まちづくり協議会

地域住民主体で「地区まちづくり協議会」を立ち上げ「地区まちづくり計画」を策定しても、開発業者に対する法的拘束力はありません。法的拘束力を持たせるためには、さらに一歩踏み込んだ「地区計画」が必要で、行政もこの策定を推奨していますが、「地区計画」に移行するためには約100%の住民・地権者の同意が必要とされています。このため地権者の中に開発業者がいる場合は同意が取れず、実際には「地区計画」に移行できないような条例となっているのです。

本年9月11日の都市建設常任委員会において、この問題点について質問いたしましたが、行政の明確な回答が得られぬままとなっています。今後も住民の皆さんの要望が反映しやすく一部法的効力のある「地区まちづくり計画」への条例改正に向けて活動を続けてまいります。

しんやの一言

自分たちの地域は自分たちでつくり、まもる。このためには、行政の支援は特に必要です。建築基準法などの法律に適合していれば、地域住民の意思とは無関係に開発行為が行われる現状を考えると、協働のまちづくりとは何か、地域住民への配慮とは、事業者の社規的責任とは何か、など多くのことを考えさせられます。

9月議会での質問

子育て支援〜育休退園見直し検討

しんや

第2子以降の出産で親が育休を取得した場合、現状では2歳児以下の上の子が退園させられる。育休退園の見直しは、子育て世帯に選ばれる街になるためにも重要だが、本市の実際の対応や、今後も今の内容を継続するのか伺う。

市長

待機児童をゼロにする取り組みと、退園せずに保育の機能を継続させる仕組みとを考えるよう検討させている。

*11月18日、平成28年4月から制度を見直すと正式に発表しました。昨年度79人と県内最大の育休対園児を出していましたが、下の子が1歳になる月末まで継続利用を認めることに運用を改め、子育て世代に選ばれる街を目指します。

湘南海岸公園〜「道の駅」的な考え方

しんや

湘南海岸公園には「道の駅」を設置しないのか伺う。

市長

24時間開設を前提とする「道の駅」は、騒音や治安、交通安全の問題等、住環境に与える影響があるので、湘南海岸公園に「道の駅」を作るのは難しいと考えている。

しんや

湘南海岸公園には、トイレの改修や駐車場の拡大、商業施設などの「道の駅」的なものは必要と考えるか伺う。

都市整備部長

「道の駅」的な機能も含めて龍城ヶ丘プール跡地から湘南海岸公園、ビーチパーク、大浜地区の海岸エリア全体の魅力づくりの方向性を検討していく。

しんや

龍城ヶ丘跡地で「道の駅」ができないか過去の議会で質問したが、公園の使用面積を拡大解釈する考えについて、これまでの件との協議の進捗状況を伺う。

都市整備部長

保安林など制約があるが、将来的に平塚市が公園としてふさわしいものになるかどうかも含め、今年度中にエリア全体の方向性を検討し決定したい。

介護サービスの充実

しんや

団塊の世代が全て75歳以上になる2025年は、本市の高齢化率は約28%になる。そのための基盤整備をより促進する必要がある。介護施設はマンパワー不足が常態化し、施設閉鎖も余儀なくされていると聞く。また医療機関においても、入院日数制限などにより早い段階での在宅復帰が求められている。このような現状から、在宅医療・介護の連携促進や、介護人材の確保と質の向上に向けてどう取り組むのか見解を伺う。

福祉部長

在宅医療・介護の連携促進については、平成25年度から医師・歯科医師・薬剤師・介護職などがメンバーとなる医療連携懇話会を立ち上げ、在宅医療人材育成セミナーを開催するなど、医療と介護のネットワークづくりに取り組んでいる。

しんや

介護職員不足の問題は大変である。平塚市の職員は現場の声を知っているのか。また2025年問題に絡んで、どんな問題があるのか。

福祉部長

人材の確保が、離職の問題を含め非常に大変な問題であると話す人が多い。施設を直接訪問する際、理事長と話をした中でも同様の声を聞く。2025年を見据えて、介護保険事業は3年ごとに計画を作っており、施設の整備目標等も掲げている。特養とか、老人保健施設であるとか、そういったものの整備目標を定めている。

その他の質問項目

・次期総合計画
・健康推進条例の策定に向けて
・新たな健康ポイント事業の導入
・バス路線の再編
・小児科医療費の助成

編集後記

4月の統一地方選で3期目の当選をさせていただき、感謝申し上げます。これからも、一期目の初心を忘れず、市民の目線で市政改革に取り組みます。今年は、8名の議員で構成する清風クラブの団長になり、また、議会運営委員会委員、都市計画審議会委員、都市建設常任委員会委員として、議会活動をしています。なお、平成26年度決算特別委員会の委員長にも指名され9月29日・30日の二日間、慎重かつ丁寧な審議を行い委員会では一般会計・特別会計とも決算を可決しました。人口減少から生じる問題の克服と地域経済の活性化は急務の課題です。

本市の総合力を結集し、オールひらつかで取り組もう!

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