高齢者の多様な役割、外出と交流や健康・元気で長生きを促進 医療と介護の連携強化、認知症対策や看取り対応の施設の拡大

議会だより第13号

2013年1月11日

今年、2期目の3年目を迎え、折り返し点。昨年末には、政権交代がなされ、新たに自・公政権が誕生。円安・株高が進行し、経済の再生に大きな期待が寄せられます。今までにいただいたご支援・ご協力に感謝申し上げるとともに「みんなで力を合わせてする政治の実現」を目指し、身近な問題から市民の目線で一歩一歩、着実に前進させていただきたいと考えています。

駅南側周辺の自転車対策!!

駅前周辺は、放置自転車が多く、歩行者の安全確保や景観上問題がありますので、12月議会で総括質問を行いました。

しんや

平成24年3月までに自転車駐車場の整備、八重咲町公園第1及び代官町第1駐輪場が完了するとの計画だが、一向に進まない。なぜ、進まないのか進捗状況を伺う。

市民部長

整備する駐車場の自転車を暫定的に受け入れるスペースが整備の間必要。現在そのための土地を求めているところです。

しんや

暫定的に受け入れできる土地が見つからないならば、県道なぎさプロムナード歩道の一部を臨時的に活用できないか。

市民部長

有効幅員が3.5m以上であれば駐輪場の設置が認められているので、まちづくり振興財団とも協力して進める。

しんや

なぎさプロムナードの歩道の一部を臨時的に利用することは、景観上問題はあるのか伺う。

まちづくり政策部長

海へのシンボル軸、景観重点区域であるが、一時的と考えるならば、これは、将来の良好な景観を確保できるわけで検討する意味がある。

しんやの視点

平塚市の総合力を結集し、県へ、なぎさプロムナードの一時利用の申請を早期にすべきであると考えます。駅南口広場の整備をすすめよう!

しんや

平成26年度にはさがみ縦貫道が国道134と連結しますので、県央と湘南地域の新たな活性化が期待できます。湘南の海の玄関口として魅力ある広場の整備計画は重要と考えますが、本市の見解を伺う。

市民部長

駅前広場の中に駐輪場があるのは、全国でもまれのケースです。基本的には、今の定期利用から一時利用に置き換えて、周辺に駐輪場の整備ができたら、駅前広場の駐輪場は廃止にしていきたいと考えています。

まちづくり事業部長

景観計画の中では、駅前広場は人魚の像や噴水を活用した、潮風を感じる駅前空間の景観を形成。総合交通計画では、海に向かう玄関口としてふさわしい広場整備を検討。駅前広場の改修計画の検討が取り組み方策になっています。

しんやの視点

放置自転車の解消ができれば、当然広場の整備は次の大きなテーマです。財政難で逃げるのではなく、今から庁内関係課での協議を進め、早期に駅前広場のグランドデザインを考えるべきです。

職員時間外勤務手当

平成23年度の時間外勤務手当は、10億3600万円で前年度よりも5200万円減少。担当課をはじめ、全職員の意識の向上には敬意を表します。しかし、まだ取り組むべき課題は多い。年間900時間を超える職員が22年3名、23年3名といます。職員課では、休日出勤を振替でなく賃金で支払っている場合もあるとのこと。健康問題が心配ですが、職場の人員配置の適正化、仕事の段取りの進め方、タイムカードがないので時間外手当の申請のあり方等課題。なお、一人の年間最高手当額は326万円。年間最高時間は、986時間です。多いのでは?

3・11を忘れない、防災・震災対策

花水川河口付近は、津波による被害の重点対策地域の一つで、水門の管理が問題。

黒部丘水門の遠隔操作を要望

黒部丘ゲートの水門は134号の橋のそばにあり、黒部丘雨水幹線の役割もある。近くに住んでいる市の職員対応で水門の開閉をしている。いざという時、果たして職員が対応できるかが問題。職員の身の安全確保の点からも早期に遠隔操作での自動的管理に移行すべきで、予算化を過去の議会でも強く要望。

撫子原ポンプ場

普段人は常駐していないが、自動的に高さ1.7mで閉まる。鍵がかかり、中には入れないが、屋上は高さ13.8mあるので、活用の方策を検討。

子育て支援について

公立園のあり方やモデルケースの方クオ性に関する庁内の検討状況を取りまとめた中間報告がなされたので12月議会で質問。

しんや

市内の83.7%の子供を預かり育てているのは民間園です。今後、民間の声をどう反映させるのか。

健康・こども部長

民間園との役割分担を含め話し合いの機会を設け、25年度中に関係者・有識者の意見を踏まえて検討する。

しんや

公立幼稚園は全て廃園。公立保育園は削減の方向で、その人材と施設を有効活用し、その財源を民間園の活性化や待機児童の解消に取り組む考えはないのか伺う。

健康・こども部長

公立園のあり方は最終的ではないが、財源が確保されたら幼児教育や子育て支援水準の向上へ生かすことが重要と認識している。

公立幼稚園5園

年間維持費は1億8900万円。3園は耐震上問題があり、立て替えの必要にせまられている。さらに建築コストもかかる。幼稚園の教諭は保育士の資格を、保育士は教諭の資格など、両方持つ方が多くなっていますので人事交流が可能。
集いの広場について

モデルケースとして港幼稚園と須賀保育園が合体し、幼保連携型公立認定こども園として25年度に基本設計が始まりますが、その場所につどいの広場と放課後児童クラブが4億6000万円で合築される計画。
しんや

JR以南で1ヶ所、つどいの広場を設置したいとのことだが、港地区にはみなと子どもの家があり、幼児も利用している。駅周辺や花水・なでしこ地区でのつどいの広場設置の考え方はなかったのか。

健康・こども部長

今回、モデルケースを実施し、これに併設することで賃借料やその他の経費が削減できるので決めた。

4つの施設を合築して行うと、人や物や車が集中し、防災や環境上好ましくない。少なくともつどいの広場は、再検討の必要があるのでは。また、関係者・市民への丁寧な説明が必要です。

地域での子育て支援

しんや

子育ての相談や親子が交流する場として、公民館や福祉村・学校の空き教室等地域の中で増やすことが重要と考えるが。

健康・こども部長

地区公民館は、事前に団体登録が要件になるが、当日来られても空いていれば利用できる。おむつ替えシートや子供用の便座を設置している公民館もある。学校施設の一時的余裕教室を解放することは難しい。町内福祉村では、事前の予約なしにいつでも誰でも立ち寄れる地域の居場所に努めている。

総合公園の駐車場の有料化を検討

しんや

平塚市公共施設の駐車場の有料化を進めるべきと考えますが。

総務部長

目的外使用や混雑による周辺道路への影響などの課題が生じている施設について有料化を検討。対象施設は総合公園や本庁舎などで。

有料化の考え方

公共交通機関利用者の公平性確保。受益者負担の適正化・不正利用防止・新たな収益源確保の観点から検討。

総合公園は、国有地もあるので国との協議が必要。大型バス駐車スペースの確保、公園を一周する巡回バス等の考えも。

今年のしんやの行動指針

  1. 3.11を忘れない、防災・減災対策
    * 花水川河口の津波対策
    * 土手のかさ上げ
    * 水門の遠隔操作の実現
  2. 子育て支援
    * つどいの広場を浜岳地区にも
    * 待機児童解消、私立幼稚園での預かり保育の充実
  3. 七夕まつりの活性化
    * 見附台広場の利用を再検討、イベント広場として「市民交流の場」に
    * 震災被災地との絆づくり
    * 七夕飾りの文化交流
  4. 駅南側の環境整備の促進
    * 放置自転車を一掃する、そのための駐輪場整備を早期に実施
    * 駅南口広場の魅力ある整備計画

編集後記

平塚市議会の活性化もやっと動き始めました。昨年の12月議会の総括質問から一問一答形式が取り入れられ、開かれた議会、議会の見える化です。私も19分間一問一答で質問いたしましたが、大変やりやすい形式です。まだ不慣れですが、質問の内容の密度、精度を上げ取り組みたい。また、各常任委員会での質問も一問一答形式で良いのではと思いますが、議会活性化委員会での議論はいかに。