平成最後の12月議会。順次総括質問いたします。
平成30年度市民意識調査から、選ばれるまちへ
市民意識調査は、平成25年に第1回目が実施され、今回が4回目の調査になります。また、平成28年2月に策定した「総合計画ひらつかネクスト」が動き始めて2年間の施策・事業に対する市民の満足度や重要度をはかるものです。そこで、まず、市長は今回の調査結果に対して包括的にどのような感想をお持ちでしょうか。お伺いします。
若年層の居住意向について
居住意向は8割以上あり、2年前の調査と比較して20歳代から40歳代の居住意向が増加していることは大変喜ばしいことです。また、人口動態の分析でも0歳から4歳までの人口は245人転入増加でこれは神奈川県内1位の数字となっていて意識調査が裏付けられています。本市では「子育てするならひらつかで」のもと。各種施策を展開しており、子どもの安心・安全対策も含め、さらなる子育て施策の拡充が求められます。 調査結果を踏まえ2点伺います。
- 若年層の居住意向が増加した要因をどう分析していますか。
- 子育て世代である30歳代、40歳代の動向はどうだったのでしょうか。
まちづくりの状況について
意識調査では、総合計画における4つの分野別施策に対する重要度と満足度を視点として市民の意向を調査していますが、重要度が高いと感じているのに満足度が低いと感じている雇用の確保と働きやすい環境づくりなど8つの施策があります。これらは、市内部で実施した「施策単位での行政評価」ではどのような評価だったのでしょうか。お聞きします。
分野別施策「活力とにぎわいのあるまちづくり」については、平成28年度、平成30年度ともに満足度は低く、市民が満足できる結果は得られていません。この分野は、雇用をはじめ商業・工業。農業。観光の振興など本市の歳入の根幹となる税収や雇用の確保等に直結する大きなテーマを抱えていますので、産業振興分野の全体的な底上げの必要性を考えますが、市長のご見解を伺います。
8つの施策の中で特に交通の利便性を高める施策は満足度が低いですが、超高齢社会の中で地域公共交通の推進は極めて重要です。市民の満足度を高めるため、スピード感もまた必要です。各地域の課題解決に向けた交通弱者の現状並びに今後の進め方について伺います。
次に、消防・救急の体制整備については、市民にとり重要度が高く、しかも満足度も突出して高い結果です。消防として今回の市民意識調査の結果をどう受けとめているのか。また、満足度が最も高かった理由をどうとらえていますか。伺います。
さらに日常生活の安心・安全も満足度が高くありません。以前よりは交通事故や軽犯罪認知件数の減少もあり努力は評価をしますが、さらなる満足度向上のため今後の対策を伺います。さらに子育て世代の満足度向上のために子どもの安心・安全対策で2点伺います。
- 幼稚園の園児や子どもの不審者対策、通学路の安全対策など園児を含めた子どもの安心、安全を守ることが重要です、現状と対策を伺います。
- 地震等で倒壊の恐れがある通学路のブロック塀の現状と対応を伺います。
超高齢社会への対応
人生100年時代をむかえ、国でも人づくり革命の具体策を考える人生100年時代構想会議が発足しています。又2025年大阪万博の招致が決定し、そのキーワードは健康と長寿です。50年先を見据え、日本のITや先端技術の開発が進むものと思われます。
平塚市地域福祉リーディングプラン素案
本市では地域福祉リーディングプラン素案が示めされ、地域共生社会の実現に向けて、自殺対策や成年後見制度利用、生活困窮者自立支援など相互連携を図り、一体的に取り組むとしています。まず、地域福祉リーディングプランの基本理念、基本目標、施策の内容について伺います。さらに今までの地域福祉計画との違いは何でしょうか、伺います。
健康経営による産業振興
市民意識調査でも、健康づくりの推進は、重要度、満足度ともに高く、さらに拡充を図るべきと思います。企業も従業員の健康づくりを推進する健康経営を働き方改革としてとりいれるところが多くなってきました。現在、本市ではイクボス宣言をした企業への支援をしています。新たに、健康づくりのまちひらつかとして健康経営の企業への支援を進め産業振興を図るべきと考えますが、ご見解を伺います。
効率的な行財政運営
将来負担への配慮
将来負担比率や実質公債費比率が増加しているので、今後、将来負担の増加に注意をしなければいけません。しかも少子高齢化対策や大型事業がありますので、人口減少に伴う将来世代への過度の負担転嫁に配慮すべきです。そこで3点伺います。
- 本市の市債残高や基金残高の過去5年間の推移や一人当たりの借金額及び基金残高の推移について
- 将来負担比率や実質公債費比率の現状について
- 今後の財政の見通しについて
地域の課題
湘南海岸公園龍城ヶ丘ゾーン整備について
先の台風24号により、龍城ヶ丘プール跡地にある管理棟の屋根が破損し、解体作業が行われ12月中には終了との事です。景観や防犯のためにも公園整備を含めた龍城ヶ丘ゾーンの整備が必要です。今年の5月に住民説明会がおこなわれましたが、その後、花水地区8地区の自治会長との話し合いが何度となくもたれてきました。地域住民や各種団体への分かりやすい、丁寧な説明とともに十分な理解を得ることが必要です。今までの経緯や現状、今後の方向性も含め、進め方やスケジュールなどについて、伺います。
日本たばこ産業株式会社平塚工場跡地について
地元自治会からの要望も含めた形で、今年の5月に市から日本たばこ産業株式会社側に要望書を提出しました。8月下旬に公募の立て看板が設置されましたので、不動産会社の仲介が進んでいると思いますが、今までの推移並びに現状をどのように把握され、対応されているのか、情報等も含めお伺いします。
駅南口駅前の再整備について
平成25年5月に開所した噴水広場は、市民にも大変好評ですが、一方、駅前に駐輪場があるのは全国でもまれな例と言われています。駐輪場をほかに移設し、広場全体を海岸エリアの魅力ある玄関口として変えることができないのか、過去何度か質問してきましたが。今まで何をどのようにどこが主幹で検討されてきたのか、広場再整備の今後の方針などを含め、御見解を伺います。なお、駅南口周辺の駐輪場の現況と今後の取り組みについてもお聞きします。
「追加」
災害に強いまちづくりの施策です。本市は自然災害も少なく大変住みやすいと感じています。台風や地震等いつ起きるかわからない自然災害に対し、重要度は高いと感じていすがまだ満足度が十分でないとの調査結果です。災害に強いまちづくりに向けて市民満足度の向上を図る具体的な災害対策を伺います。
平成31年度の予算編成基本編成方針策定時には、穏やかな回復が期待されるとありましたが、内閣府の11月の月例経済報告によると、国内総生産の速報値が6か月ぶりにマイナス成長になり、景気が一時的に足踏み状態となりました。台風や地震などの自然災害が要因の一つですが、輸出が落ち込み、景気に不透明感が出てきました。今後十分経済動向に留意しながら行政運営をしなければいけないと考えます。
ひらつか元気応援ポイント事業がありますが、介護施設でのボランティア活動のため、利用者数が増えない課題がありますので、解消のため健康増資の施策や行事に参加することでポイントを付与しするなどの事業の拡大施策はできないでしょうか。
健康子ども部の健康課と福祉部の高齢者の健康部署との調整が現状できないため、統合して高齢者の健康づくりを重点にした新たに健康長寿部の新設を考えたらいかがでしょうか。