駅周辺のまちづくり
駅西口周辺の自転車対策について
駅西口東地自転車・バイク駐車場建設の予算案は、先の9月議会で否決されました。我々平塚クラブは、議会で反対しましたが、駐車場建設そのものには反対ではなく駐車場の必要性は充分認識しています。しかし、平成8年に26億円で購入した駅前の一等地に9億3000万円の貴重な税金を活用しますので、全体のグランドデザインが明確でないまま自転車駐車場建設ありきで事がすすめられてきたことに大きな危惧をいだき、反対したところです。そのため多くの市民・団体等からの意見を広く吸収し、駅周辺のまちづくりの活性化につながるようなよいものをつくろうと今まで問題提起をしてきました。
市長は、マスコミ対応のなかで、この問題は長年にわたる市民の懸案であり一度仕切り直して総合的に再検討したいと述べられていますが、多くの市民は、ひらつかの将来について不安や失望を抱いたのではないでしょうか。 市長は、東地の自転車駐車場の再整備計画について、今後、どのように検討し取り組まれるのか、そして、西地・中地の再開発の遅れが大変心配ですが、どのようにすすめるのか、お考えをお聞きいたします。また、今、駅周辺基本計画にはどのようなものがあり、どこが主管でとりくまれているのか、すべてがリンクしているのかとあわせてお聞きいたします。
次に、自転車対策について何点かお伺いいたします。
ア 放置自転車禁止区域は、今のままでよいと考えているのか。買い物客の自転車駐輪対策を含めどう検討されてきたのでしょうか。また、条例違反者に対する罰則規定については、特に具体的な検討はされているのでしょうか、条例の見直しの検討もふくめてお聞きします。
イ 自転車利用の実態把握のアンケート調査の実施やパブリックコメントは今までどこが主管でどのようにおこなってきましたか。
ウ 自転車駐車場の不足を補うために民間参入の方針・内容・支援策についてどう検討されていますか。
エ 自転車政策は、利用者や商店・企業・JR等の果たす責務も大きいものがありますが、啓発活動の考え方・取り組み方についてどのようにされてきましたか、課題・問題点含めてお聞きします。
駅南側の自転車対策について
現在、駅南口前を中心に約200台近くの放置自転車があると理解していますが、黒部が丘のJT跡地に357戸のマンションが建設予定のため、今後さらに、自転車の利用者が増えますので、早期に抜本的な駐輪対策を図る必要があります。駅南側の自転車駐車場は、現在、自転車駐車場整備センターで設置していますが、定期貸しから一時利用への転用だけでなく、駐車スペースの拡大等自転車駐車場として再整備にどう具体的に取り組まれるのか今後の計画やスケジュール等お伺いいたします。
庁内検討委員会の設置について
駅周辺の自転車駐車場の問題は、市民生活の安全とまちの活力を再生、賑わいのある駅前空間の創出に向けて、庁内横断的な検討委員会を早急にたちあげる必要があります。これにより具体的な実施計画を策定することが最善と考えますがご見解をお聞きいたします。
高齢者が安心・安全・快適に暮らせるまちづくり
平塚市高齢者保健福祉計画について
高齢者が住み慣れた地域社会のなかで、安心して生活していくために平塚市では、平成21年度から3年間にわたる高齢者保健福祉計画を策定しているところです。策定するにあたっては、いままでの計画を踏襲していきたいとのことですが、この計画の各事業が、効果的・効率的におこなわれるためには、いままでの事業の仕分けの検証が必要かと思います。
特に老人福祉費の高齢者生活支援事業は、サービスメニューが豊富で、平成19年度の行政評価実施結果によると、おおむね成果があがって検証Bとのことですが、今後に向けた課題として、拡大すべき事業や精査すべき事業について検討が必要と分析されています。何をどのように検討されるのかお聞きします。とりわけ、ひとりぐらしの高齢者等配食サービスは、どのようにご検討されるのでしょうか。民間にまかせることも考えられないのかお聞きします。次に
ア 家族介護者への支援
平成18年度および平成19年度の実績では、家族介護慰労金の支給は0円です。重度の方が在宅で介護をうけようとすると家族に重い負担がかかりますので、家族介護者への負担軽減を図るために、対象者の該当要件緩和をおこなうことはできないのでしょうか。
ご見解をお聞きします。
イ 介護ボランティアのポイント制度の導入
東京都の稲城市など全国の9自治体で制度化されていますが、介護保険料を払っていながら介護サービスを必要としない健康な被保険者が対象で、介護保険施設でのボランティア活動をポイント化し①自らの保険料に充当②現金化③使わずに寄付など本人の選択にまかせる新しい制度の導入を本市でも検討してはいかがでしょうか。ご見解をお聞きします。
介護予防事業について
本市では、元気な高齢者や虚弱な高齢者を対象に生活機能の評価をおこない介護の世話にならないよう介護予防事業に取り組んでいます。この事業は、健康づくりを推進し、安心・安全・快適・健康な生活を送るためにも大変重要です。そのため、何点かお聞きします。
ア、介護予防事業者の公募、選定はどのような内容でしょうか。また、事業者が行っている委託事業の内容について成果や課題についてお聞きします。また、事後の検証をどのようにされていますか。
イ、これからは地域で支える福祉や介護のネットワークが必要です。多くの
元気な高齢者が気楽に何回も予防事業に参加するためには、各地域での介護予防事業所の開拓や育成の支援策が必要です。特に、健康体操教室などは、公民館や空き店舗を活用し、地域で活発な活動がなされています。そこで、健康づくりを地域の教室リーダーと協働ですすめていく考えについてお聞きします。
地域密着型サービス基盤の整備について
認知症やひとり暮らしの高齢者が増えていますが、高齢者が介護の状態になっても住み慣れた地域での生活を継続することを目的に、小規模多機能型居宅介護を推進しています。本市では市内8圏域に一ヶ所づつ募集してきましたが、現在は、1事業所だけが設置です。
ア、何故、事業所の応募が少なく、設置がすすまないのか、その要因等どのように分析されているのでしょうか。
イ、来年度以降の計画のなかで、小規模多機能型施設と認知症対応型共同生活介護施設などとの併設についてお考えをお聞きします。