第80回全国都市問題会議

期日 平成30年10月10日から12日
会場 長岡市シティホールプラザ アオーレ長岡
テーマ 「市民協働による公共の拠点づくり」

全国都市問題会議の会場の「アオーレ長岡」は、JR長岡駅前に位置し、ナカドマ(屋根付き広場)を中心にアリーナ、市民交流ホールなどの公会堂機能と市役所、議会が一体となった多くの人が集まる「市民協働・交流の拠点」です。

アオーレ長岡は、平成27年度の来街者約184万人ですが、長岡市民は28万人ですので、2か月に1回以上は、市民が訪れるエリアとなっています。

第1日目 9時30分から17時まで 開会式、基調講演、一般報告

会場となった長岡市は、初代藩主による開府から400年、戊辰戦争から150年の節目を今年迎えます。

米百俵の精神で「何事も基本は人、人づくりこそすべての根幹をなす」との考え方は、現在の長岡市のまちづくりに生かされています。

★長岡市長からの「長岡市の市民協働」

*H24年6月に市民協働条例を制定し、同年、長岡市民協働センターができなした。そこでは、市とNPO法人が協働で運営し、市民と行政、又は市民同士がお互いの長所を持ち寄り、補い合うことで課題を解決している。

*次の100を作り出す「人づくりと将来への投資」をおこなう新しい米百俵に取り組んでいます。特に、将来を担う若者を地方創生の中心にすえ、若者定着、子育て、教育、働く、交流・安心。安全、連携など7つの戦略で人口減少社会に歯止めをかけています。

★三重県津市長から「市民との対話と連携」

津市では、市長の地域懇談会を年2回、28地区全部にわたり開催している。

年に1回だと4月の人事異動があり、何もしない、何も進まないことになり、地域の課題が解消されない恐れがあります。
そこで市長は懇談会の効果を高め、しみんとの連携を図るために精力的にされている点は参考にすべきです。平塚市でもホットミーティングがされていますが、方法や時期、について再考すべき。

★前長岡市長から「にぎわいの創出」

まちがさびれているとさびしいとの市民の現状認識に対し、市民のほこりを取り戻すために「にぎわいの創出」が真の政策課題となっています。

そこで、にぎわい創出の場として市民との協働の拠点が必要となります。長岡市ではアオーレながおかを建設した。その心は市役所のまちなか回帰です。

第2日目 テーマは「市民協働による公共のまちづくり」です。

長岡市からは国際交流センター「地球広場」のセンター長が「長岡の市民主体のまちづくりについて話をされました。

長岡は、冬の間降雪が多いため市民活動は活発ではなかったが、屋根付きのナカドマをそなえたアオーレ長岡ができ、通年で活動できるようになったことは大変大きい。

アオーレ長岡のイベントは、NPO法人が市街地活性化のための運営等をおこない。市民協働センターの運営はNPO法人市民協働ネットワーク長岡が市民活動団体の育成、団体間の連携、相談業務をおこない、長岡の課題解決、活性化、研修棟の支援に取り組んでいます。

おかげで、市民団体の数はH13年、市民センターできた当初はすくなかったが、H30年には、539団体が活動しています。

活動例としては、まちの魅力や活力を創出する活動、引きこもりや災害などの社会的課題に対応する活動、高い組織力と実績を有する社会貢献活動が挙げられます。

また、複数の団体が連携してイベント等をおこなうと相乗効果をうみ、よりさらに連携が進みます。

長岡市の人財育成は、まず、人材をつくり、次に活躍しやすいシステムを官民連携でつくり、最後に活動の拠点をつくるというシステムです。一般的には建物をつくり、次にシステムを作ったが人材が集まらず、頓挫する例もあるので、人材育成にまず取り組みます。

今後の展望

協働の方向性としては、新たな価値や活力を生む市民力の創出を強化していくことが求められています。そのためには、産・官・学・金融のさらなる連携が重要です。

★和光市長からの「地域包括ケアを支える新たな拠点づくり」

市内で高齢化率が39,4%と一番高い地域の団地内に、介護予防拠点としてまちかど健康相談室(NPO)を開設し地域包括ケアの推進をおこなっています。地域包括支援センターはすべて民間が運営し、デイサービス等の拠点も民間が担っています。

本市でも、高村団地のUR機構による再生構想が進展しており、新たなモデル地区が誕生する予定です。和光市から学ぶことも多いと感じますので、健康長寿や介護予防の視点でぜひ視察に行きたいと思いました。

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