ひらつか元気プロジェクト
(1)まちの元気、経済政策
今、街を歩くと閉塞感が漂い、中心市街地のみならず市全域で元気や活力が失われているように感じられ、景気回復を実感できる状況ではありません。消費税の再増税延期で個人消費の伸びは期待できますが、介護や子供・子育て支援などの社会保障サービスの充実に支障がでてこないか、懸念されます。
このような社会的、経済的環境のなかで、まず、本市の雇用状況、各産業における従事者や生産高など、また創業や倒産の件数、企業立地、など産業の現況について、本市のここ10年の推移を教えていただきたいと思います。さらに現状におけるこのまちの元気度をどうとらえているのか伺います。
まちが元気になるためには、産業や経済の活性化が一番です。そのためには、市長のリーダーシップやトップセールスが重要と思いますが、市長はどのようなビジョンやアイデアで産業や経済の活性化に取り組まれるのか、ご見解を伺います。
さらに関連して2点伺います。
①国は、経済対策の一環として(仮称)地域住民生活緊急支援交付金の導入を考えているとのことですが、本市では、これまで市商連と商工会議所が地域の消費喚起を目的として実施したプレミアム商品券を支援してきました。この事業の実績と効果、課題さらには今後の対応について市の見解を伺います。
②平成26年度商工費予算は約20億円で一般会計の割合は2,5%しかも、中小企業金融支援事業予算15億4千万円を除くとわずか4億6千万円で工業・商業・観光業の施策をしなければいけません。当初予算において商工費を増額、経済の活性化を図るべきと考えますが、見解を伺います。併せてここ6年の商工費予算や中小企業金融支援事業予算額・決算額また融資制度資金預託金などの年度別推移もお聞きします。
(2)地方創生、ふるさと納税
地方創生、地域のまちおこしとして全国各地の自治体でふるさと納税の取り組みがされていますが、本市としても財源確保対策や産業振興活性化の観点から力強く推進させていく必要があります。平成20年4月から始まりましたが、今までの年度別、件数、金額、寄付金の使途及びふるさと納税振興策の取り組み内容について伺います、また、ふるさと納税の仕組みや目的を教えてください。さらに今までの取り組みで課題をどうとらえていますか。お聞きします。
(3)まちの魅力、駅周辺の環境整備
まちに魅力がなければ、元気なまちにはなれません。多くの人が訪れたくなるまちになるために駅周辺の道路・駐輪場・駐車場・買い物・ゴミや臭いなどの環境整備や店舗の魅力アップ・消費者のニーズに合った品揃えなどが重要です。駅周辺市街地の良好な環境づくりについて、現況をどのように感じているのか、伺います。
他に2点お聞きします。
①駅西口エレベーターは平成25年10月30日から改札内及び自由通路に ついて運転を開始しましたが、24時間稼働しますので市民から大変好評です。一方、駅ビルラスカのエレベーターは午前10時から午後10時までの稼働で北口のバリアフリー化はいまだ道筋が見えません。平塚北口駅前広場からJR改札階へのバリアフリー化の今までの協議の内容を含め、実現の見通しについてお聞きします。
②北口駅前広場は、平成20年度に約1億5000万円の整備費でバリアフリ ー化になりましたが、広場の地下道は、暗く、トイレも汚れています。そこで、照明を明るくし、壁面やトイレの整備をおこない、夕市の物販など企画し、地下道を利用する通勤、通学や買い物する人へひらつかの元気を与えるようにしたらいかがでしょうか。見解を伺います。
(4)子育て支援
2040年には18歳から40歳までの女性が減少する自治体は消滅するといわれています。女性の能力発揮は、人口減少社会のなかで重要な政策です。そこで女性の再就職や起業、社会貢献を支援していくためには、本市として待機児童の解消も含め、どのように子育て支援をおこない、女性が働きやすい環境づくりをどうすすめていくのか伺います
ひらつか協働経営プラン2015素案
近年、大型事業の実施により市債残高が増加していますが、将来世代への過度の負担にならないよう健全な財政運営を心がける必要があるのは当然です。平成27年度財政健全化対策による見込み額は3億5544万円ですが、その取り組み内容について伺います。また、平成26年度は、中途ですが健全化対策取り組みの目標に対する進捗状況はどうでしょうか。伺います。
(1)時間外勤務削減事業
時間外勤務削減事業は、重点的に取り組む期間が終了したため、平成27年度は事務事業として継続した取り組みをするとのことです。この事業は効率的・効果的業務遂行をおこなう上でも職員の意識づけを図る意味でも事務事業でなく継続させる重点事業だと考えますが、見解を伺います。平成24年度からの削減効果額の実績及び、取り組み内容もお聞きします。
(2)まちづくりセンター推進事業
市長は、市民が主役のまちづくりを市政運営の柱にしています。その中核をなすのが公民館であり、地域自治と地域コミュ二ティを醸成する場として地域課題の解決にむけて取り組むとしています。平成26年度から新規事業としてまちづくりセンター推進事業がはじまりましたが、まず、まちづくりセンターの機能と役割についてお聞きします。
また26年度の成果指標として、試行的開設場所2か所の予定ですが、その取り組み内容についてお聞きします。さらに今後の進め方。方向づけについてもお聞きします。
健康長寿チャレンジひらつか
すべての団塊の世代が75歳以上の高齢者となる平成38年度の社会を見据え 平塚市高齢者福祉計画(介護保険事業計画)第6期素案が平成27年から3年間の計画で策定されました。今期計画の最重要課題は、地域包括ケアシステムの構築にありますが、地域全体で高齢者を支える総合的で多様なサービスの提供をどうつくっていくのかまずお聞きします。
また、介護予防に関する事業の総称を健康長寿チャレンジひらつかと名付け、楽しみながら健康増進をすすめていきますが、具体的な施策内容をお聞きします。
また、新しい介護予防事業は、現行とどう違うのでしょうか。どんな効果・成果をめざしていますか、伺います。平成26年6月議会で質問しましたが、総合体育館のプール・サウナ・トレーニングルームでの65歳以上の高齢者の利用料を介護保険事業特別会計の地域支援事業の予算で充当させ、元気な高齢者をさらに増やし医療費の削減につなげていくために、利用料の減免について見解を伺います。
空き家対策
定住者がいない住宅が、2023年には全国で約1400万戸に達し、5軒に1軒が空き家になるとの試算が10月に野村総合研究所でなされました。本市では空き家数、空き家率はどのくらいでしょうか。まず現況について教えてください。
住人や管理者が不在のまま放置されている住宅の増加は、まちの景観を悪化させ、周辺住民にとって深刻な問題を引き起こしています。本市では、今まで空き家の倒壊、敷地内へのごみ不法投棄、空き家の適正管理など現状をどうとらえ、どのように取り組みされてきたのか、また、課題は何かを伺います。
さらに空家等対策の推進に関する特別措置法案が、11月14日に衆議院をその後、参議院も通過し、11月27日に公布されました。これをうけ、本市としてどのように取り組んでいくのか、見解を伺います。