高齢者の多様な役割、外出と交流や健康・元気で長生きを促進 医療と介護の連携強化、認知症対策や看取り対応の施設の拡大

平成25年6月議会 総括質問

2013年6月13日

清風クラブに新規加入しました野崎審也です。清風の言葉のごとく、清らかな新風をまきおこし、市民生活向上にむけて市政改革に真摯に取り組みます。それでは、通告に従い質問いたします。

長寿社会を楽しみ安心していきいきと暮らせるまち

介護予防の充実

80歳で世界最高年齢エベレスト登頂に成功した三浦雄一郎氏の「老いを重ねるのは怖くないが、目標が無くなるのが怖い」との言葉は、元気な高齢者に 大きな勇気と感動を与えたことと思います。厚生労働省は平成24年10月に、高齢化の進展で、介護予防事業の重要性がまし、介護を受けずに自立して生活できる健康寿命をのばすため、70歳以上でも利用しやすい運動のすすめを 呼びかけています。

そこで、平成24年度の一次・二次介護予防事業について、開催の場所や時間、回数、内容、参加単人員、参加延人員など、取り組み内容をどう評価・分析していますか。課題もふくめ事業の検証結果について伺います。さらに、今年度の事業にどのように反映させていますか、伺います。

生きがいづくりの推進

高齢者の社会参加を積極的に支援し生きがいづくりを推進していくことは大変重要です。私も平成20年度に介護支援ボランティア制度を提案しましたが、研究・検討を重ねていただき平成23年度10月からひらつか元気応援ポイント事業としてスタートしました。1年以上経過したわけですが、現状及び見えてきた課題と今後の進め方について伺います。

また、ゆめクラブは、現在 127クラブあり、年々、予算や会員が減少傾向ですが、活性化は重要です。元気な高齢者を増やし、地域力・市民力を高め、まちの元気をつくるためにも、財政的支援も含めた活性化施策について本市の見解を伺います。

介護サービスの充実

高齢者が住み慣れた地域で介護が必要になっても安心して暮らしていけるように、介護予防給付や介護サービス基盤の整備、情報提供の充実、介護サービス事業者との連携、介護サービスの質の向上等を図る必要があり、特に介護と 医療の連携は重要です。これらをふまえて4点伺いします。

ア、特別養護老人施設の入所待機者は、何名ですか。解消にむけて課題を どうとらえていますか。また解消の方策について

イ、平成24年4月に創設された24時間対応定期巡回・随時対応型訪問 介護・看護の取り組み状況と課題について

ウ、複合型サービスは、平成24年度から募集していますが、25年度までの取り組み状況と課題について、

エ、ひらつか地域介護システム会議は、本市から市社協へ675,000円で委託され、活動支援をしていますが、委託料の内容及び会議の運営内容、目的、活用、効果について

住まいについての支援

高齢者の住まいについては、高齢者の多様なニーズに対応した住まいの整備に向けた検討が必要です。神奈川県では県高齢者居住安定確保計画が作成され基本理念として高齢者が住み慣れた住宅や地域で住み続けることができる環境の整備が定められています。具体的には、行政と、高齢者向け住宅、介護サービス事業者、NPOなどとの住宅政策と福祉政策の連携強化が求められていますが、本市のご見解を伺います。さらに、平成21年3月策定された平塚市市営住宅ストック総合活用計画(改訂版)の現在の進捗状況と今後の課題についてお聞きします。

諸課題

七夕まつりの活性化

紅谷町まちかど広場には、早くも子ども飾りが掲出され、七夕まつりの到来に心がおどります。今年で63回目を迎え、歴史と伝統を感じていますが、果たして開催内容は多くの市民の満足を得ているのだろうか。七夕まつりは、商業の振興策また、観光資源としての活用など、まちの活性化の側面もあると考えますが、それらの具体的な取り組み施策と成果についてまず、伺います。さらに関連して5点伺います。

ア、見附台広場は、安心・安全を最優先に避難場所としての位置づけでしたが、今年はイベント広場として復活しました。この経緯と今後も継続されるのかどうか。

イ、開催区域で明石町の一部が交通規制になり、市民や露店の売店が出店できるようになりました。3月議会での私の質問では、実行委員会の決定事項で交通規制はできないとの答弁でした。変更を大変評価していますが、この経緯と今後も継続されるのかどうか。また、明石町の交通規制の拡大を図り、回遊性を高め、リスクの軽減や分散をする考えはないのでしょうか。

ウ、安心・安全を最優先させてきたとのことですが、今までの取り組み内容及びそれに対する評価について。

エ、実行委員会の部門別委員会が、今まで以上に活性化し、新しい七夕まつりの創造にむけ取り組まれているのは、高く評価します。何がどう変わり、何をどう変えようとしているのか、課題に対する具体的な取り組み内容及び、どのような効果を期待していますか。

オ、将来の七夕まつりに対し、どのような政策的目標や考え方があるのか、あれば本市の見解を伺います。

公共交通ネットワークの整備

本市の総合交通計画では、まちづくりの進捗状況にあわせバス専用レーンや公共交通優先信号、連節バス等の環境に配慮した高次な機能を備えた路線バスシステムの導入や公共交通が不便な地域には、路線バスを補完する地域公共交通の導入などの検討がされていますが、それらの進捗状況についてお伺いします。また、高齢化がより進展する中で、唯一の公共交通手段としてバスの有用性が高まっていますが、市民やバス事業者との協議の中で、路線バスのルートやダイヤの変更も含め、整備や再編に向けた路線バス走行環境整備についてのご見解を伺います。

駅南口広場のあり方

駅南口広場は、5月末に噴水広場がきれいに整備され、市民や市外の方からも大変好評です。一方、現実的な問題として、駅前は送迎の自動車と路線バス、競輪場のバス、タクシー、自転車、歩行者等、朝・夕・雨の時、錯綜し、大変危険な状況でいつ事故が起きても不思議ではありません。利便性を考えるのか安全性を重視していくのか、調整が必要です。

3月議会の答弁では、全体計画の改修の検討が必要になったときは、整備を進めるとのことですが、今やらなければいつどんな状況の時に整備をやるのでしょうか、駅前の駐輪場の是非も含めお聞きします。また、現状をふまえた上で、放置自転車対策や駐輪場整備をすすめるとのことですが、安全対策に対する課題にどう向き合い解決していくのかご見解を伺います。

さらに関連して2点、伺います。

ア、自転車等駐車場を整備するためには、整備の間、暫定的に受け入れるスペースの確保が必要との過去の議会答弁ですが、まちづくり振興財団との連携内容等、現在までの取り組み内容と課題及び今後の進め方について

イ、平成24年度の12月議会で県道なぎさプロムナードの歩道の一時利用について県との協議を検討するとの副市長の答弁ですが、その後の進捗状況並びに今後の取り組み内容について。