高齢者の多様な役割、外出と交流や健康・元気で長生きを促進 医療と介護の連携強化、認知症対策や看取り対応の施設の拡大

平成23年度6月議会 総括質問

2011年6月13日

おはようございます。一昨日、紅谷町まちかど広場に約20本の子ども七夕飾りがお目見えしました。まちも華やいだ雰囲気になりましたが、七夕の短冊に震災被災地の一日も早い復旧・復興を託すとともに新生落合丸に夢と希望に満ちた将来を託したいと思います。平塚自民クラブの野崎審也です。私も気分一新、発言通告に従い総括質問いたします。

第61回湘南ひらつか七夕まつりについて

昨年は、七夕まつりも60回目の節目をむかえ、七夕サミットも本市で開催され、新たな七夕まつりへのスタートになったかにみえました。今年は震災の影響もあり、市は3月31日の庁議で中止の内定をしましたが、その後、七夕の実行委員会で開催を決定しました。まず、七夕まつりの中止から開催決定にいたる経緯と内容についてお聞きします。

戦後の商業復興を旗印に60年続いた七夕まつりが、規模縮小とはいえ、今年も開催できたことは、大変うれしい限りです。私達議員は、10年間、市民七夕飾りを掲出してきました。今回は、原点にかえり、見直す良い機会ではないかと考えます。そこでお聞きします。

平成10年度から平成22年度までは、新しい七夕まつり創出事業でしたが、平成23年度予算では、七夕まつり開催事業となりました。事業名の変更の理由は何でしょうか。そして、新しい七夕とは一体何だったのか、そしてどう変ったのでしょうか、お伺いいたします。

以上を踏まえてお聞きします。

ア、明石市の花火大会で事故による行政責任を問われた問題がよくもちだされます。今回、七夕を開催するうえで、来場者の安全確保は最優先の課題ですが、安全対策の取り組みおよび警備関係予算の内容についてお伺いいたします。警備等の安全性の担保を考えるあまり、夜の七夕の魅力が失われてしまう危険性があります。市は、七夕のコンセプトをどのように考え、そして主催や運営について今後の七夕まつりをどう考えていくのでしょうか。

イ、市長は、人と人の絆づくりを公約にしています。七夕まつりの絆づくりの考えをお聞きします。今、小学生・中学生が運動会でよさこいに取り組んでいますが、七夕竹飾りだけでなく、学校単位でのイベントへの参加で親子・子ども同士など、市民の絆を深める施策として市民参画型の七夕を推進していくことはできないでしょうか。お伺いいたします。

危機管理対応における検証について

平成23年3月11日発生した東日本大震災は、世界でも類をみない未曾有の大地震で、その上、津波や福島第1原発の事故が重なりました。明日はわが身という言葉のようにこの震災を教訓に、想定外をも想定した本市の地域防災計画の策定が急がれます。今6月議会の議案第38号一般会計補正予算で防災対策費として、約2千万円ほど計上されています。すぐやれる防災施策として、海岸地区を重点に津波対策を実施した市長の姿勢は高く評価するところです。まず、この防災対策費の内容についてお聞きします。

さらに、23年度の防災対策費は、約1億9000万円ですが、職員の人件費を差し引きしますと8000万円しかありません。平塚市民26万人の命と財産をまもるにしては、あまりにも少なすぎます。防災予算の増額に対する考え方についてお伺いいたします。

3.11の震災時およびその後の対応

ア、防災面での取り組み
平成23年3月11日、14時46分、東日本でM9.0の大地震が発生しましたが、すでに3ヶ月が経過しました。まず、本市におけるその時の災害状況ならびに震災時における行政の危機管理対応はどのようにされましたか。また、対応のなかで、今後の課題をどこにみつけ、それに対してどのように地域防災対策を見直すのかお伺いいたします。

平成21年4月に改訂された地域防災計画は、津波対策ができていないなど大幅な見直しが必要で、今、すぐやらなければいけないことの中に花水川流域の護岸整備が緊急課題と考えますが本市のご見解をお伺いいたします。あわせて学校を含む公共施設について耐震及び津波の際の避難場所の確保をどうお考えですかお伺いいたします。さらに今回の大きな犠牲を払った大震災をうけて、庁内でも充分な検証がされていると思いますが、防災における地域課題を何点かお伺いいたします。

(ア)、黒部丘の小川跨線橋
交通事故防止と耐震上の問題もあり、車は、現在、進入禁止です。市長の公約の中に、緊急輸送道路の確保とあり、市内全域の浸水時には、本市で唯一の南北の緊急輸送道路として活用させる目的で、架け替えを検討すべきと考えますがいかがでしょうか。

(イ)、花水小学校体育館
今年の秋には、新築工事のため解体され、完成は24年度の計画ですが、花水小学校は海抜10メートルあり、体育館は地域で一番安心・安全な避難場所なので、新築事業を早めていただくことは可能かどうかお伺いいたします。

(ウ)、龍城ヶ丘の歩道橋は、横断歩道がなく、車と自転車の区分だけで歩行者は歩道橋を利用するしかないが、災害時、障害者や高齢者などの交通弱者は、渡れず、避難場所にいけないことになります。今までの警察との協議の内容および、実現にむけての方策についてお伺いいたします。

イ、市民生活への影響
震災をうけて福島第1原発事故による放射性物質や放射線量の問題等がありますが、本市の農業・漁業・海業の産業にどのような影響がありましたか。また震災時の津波対策として海水浴の安全対策にどのように取り組みますか。

ウ、節電対策
震災での福島第1原発事故により、国では、夏の電力不足を解消するため前年比15%の削減目標を掲げています。節電は、電力の削減だけでなく業務内容や時間外労働を見直し効率化を推進する良い機会です。サマータイムの導入、又、平日の午後を閉庁し土曜日の午前に開庁するなどの考え方も含め、15%削減にむけて節電対策にどのように取り組みますか、お伺いいたします。

平塚市の駅周辺の駐輪対策について

平成23年4月6日、多くの市民が待ちに待った待望の駐輪場、駅西口第1駐輪場が共用を開始しました。2ヶ月経過した現在、駅周辺の放置自転車の状況は、以前よりも悪くなっているように思えます。歩行空間を確保し、美観や防犯・防災の面からも放置自転車対策は急務です。まず、駅西口第1駐輪場の2ヶ月間の利用状況および駅周辺に与えた影響や効果についてどのように考え、その対策を講じていますか、お伺いいたします。又、平成22年1月に策定された駅周辺の自転車等整備について1年経過後の進捗状況ならびに今後の整備計画についてもお伺いいたします。

(1)紅谷パールロードの現状と対策
紅谷パールロードでは、現在、一部カラーコーンによる規制がおこなわれていますが以前よりも大変ひどい状態になっていると認識しています。どんな目的でいつまで規制をおこなうのか、また、この現状について問題・課題をどのように考えていますか。今、整理員や指導員を配置しているようですが、放置自転車解消にむけた具体的取り組みを今後、どう推進していくのかお伺いいたします。

(2)平塚市自転車の放置防止に関する条例等の改正案が、検討されていますが、改正の目的や効果をどのように考えていますか。放置自転車撤去の基準・自転車やバイクの保管料の根拠についてもお聞きします。そして、保管自転車等の売却処分は、どのようにおこなうのか。

以上お伺いいたします。