新型コロナウイルスでお亡くなりになった方にお悔やみ申し上げるとともに、まだ入院治療されている方の一刻も早い回復を心から祈念いたします。さらに、医療現場で市民の命と健康を守るため日夜戦っている多くの医療従事者の方々に心からの感謝を申し上げ、以下質問いたします。
1、市長に問う、新型コロナウイルスとの戦い
4月16日、緊急事態宣言が対象地域を全47都道府県に拡大されましたが、その後順次解除され、5月25日、すべての地域で解除されました。この国難ともいうべき事態にスピードを持った対策が急務です。本市は4月8日、新型コロナウイルス感染症対策の対処方針を出し、市長は4月22日記者発表をおこない、市民の命、生活、経済を守る、3本の柱で約12億円の緊急対策を発表しました。これらを踏まえ、以下伺います。
(1)コロナ禍の検証と第2波、第3波への備え
外出の自粛や休業要請など今までのコロナ禍の影響や反省など冷静
な検証を踏まえた中で、第2波、3波への備えをどうしていくのか、
市長の率直なお考えを、まずお聞かせください。
(2)本年度一般会計当初予算への影響
ア、緊急対策に込めた考え方
新型コロナ対策の今まで計4回の補正予算の主な内容や約12億円の緊急対策に込めた市長の思い、考えをお聞きします。以下伺います。
① 今、困っている企業や個人に必要な支援を早くおこなうことも必要です、追加の経済対策をどう考えていますか。
② 中長期のウイルスとの戦いを視野にAIやロボット分野など技術革新をどう進めていきますか。
➂コロナ禍により中止・縮小や延期されたイベント等の今後の方向性や、未執行額の取り扱いをお聞きします。さらに、七夕まつりは平塚の財産であり、七夕の日を消さないためにも来年以降につなげるための施策をぜひやってほしいと思いますが、ご見解を伺います。
イ、財政収支の見通し
外出の自粛や休業要請の影響は大きく、減収が予想されます。歳出の見直しも強く求められますが、公共投資による地域経済活性化とのバランスも考慮しなければいけません。今年度や来年度以降の財政収支の見通しをどう考えていますか。また、財政規律の確保が必要と考えますが、今後の具体的な取り組みについてご見解を伺います。
ウ、 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用
国は、1次・2次補正予算で合計3兆円の地方創生臨時交付金の拡充を行います。この交付金は、コロナ対応で地域の命と暮らしを守るため地域独自の取り組みに対し支給されますので、全庁挙げて知恵と工夫が必要です。この臨時交付金の活用の方策や、すでに活用事例がありましたら教えてください。
(3)命と健康を守る検査体制と医療体制
新型コロナウイルス感染拡大の予防に向け、第2波、3波の備えも重要です。まず、新規感染者の状況などの発表に対して市はどのように対応されていますか伺います
ア、検査と追跡、隔離
① PCR検査を受けるための相談や受診の目安について
②陽性と判定された方はどのような対応になるのでしょうか
③医療現場の負担を減らすためにもPCR検査の他に抗原検査や抗体検査及び全自動の検査など検査体制の拡充が必要ですが、どのように考えていますか。
④濃厚接触者追跡アプリを早期にかつ広範に導入し、感染拡大防止システムを考えるべきですが、課題も含め、ご見解を伺います。
イ、平塚市民病院の医療提供体制
医療現場で市民の命を守るため日夜戦っている多くの医療従事者の方々に心からの感謝を申し上げます。高度医療機関として平塚市民病院の医療体制の状況について以下お聞きします。
① 医療提供体制の整備の状況と課題、対策について
② 外来診療や入院・手術・検査などに与える影響や経営状況について
(4) まちの経済活動への影響と対策
外出や営業の自粛のため消費も激減し、失業者や休業者の増加など雇用環境も悪化しています。本市の農業・工業・商業などの経済活動に対し新型コロナの影響を受けていると思いますが、本市の対策について以下質問いたします。
ア、特別定額給付金
国民ひとりあたり一律10万円が支給される特別定額給付金について、申請者数や支給総額など給付金の状況や生活に困っている人の対応はどうされましたか、お聞きします。
イ、経済を守る支援策
① 市の独自支援策の家賃補助について、申請件数、実績金額、効果など伺います。
② 解雇、雇い止めなど本市の雇用へ与える影響をどのように考えていますか。またどう対策をされていますか、なお、国の持続化給付金や雇用調整助成金について市民からの相談等どのように対応されたか、相談体制についてお聞きします。
③ 平塚商工会議所との連携で飲食業支援策としてCFを活用した食事券で市内飲食店を支援するプロジェクトひらサポに市も500万円を補助しましたが、この事業の取り組み内容と実績、成果、課題についてお聞きします。また、飲食業以外の他の商業者への支援は何か考えていますか。伺います。
④ 新型コロナの感染予防と経済活動との両立を図りながら、新しい生活様式の中で消費の拡大にむけて今後、どのように取り組んでいくのか、伺います。
(5)教育現場への影響とGIGAスクール構想
コロナの影響により先が見えないで中で、学びを消さない、止めないことと命を守る事を最優先に学校、子ども、保護者との連携が重要です。以下伺います。
ア、約3か月間の休業が、子供の学習にどのような影響を与え、問題、課題をどのように捉えているのか、また今後にどう活かしていくのか。伺います。
イ、 休業による学習の遅れや体力の向上に向けた今後の取り組みや課題について、併せて教育活動再開後、学校現場では新型コロナにどのように対応しているのか、特に環境整備や学校行事・部活動・学校給食や昼食などを伺います。
ウ、今議会の補正予算の教育費では、教育の情報化推進事業として国のGIGAスクール構想に係る小・中学校のパソコン等、遠隔・オンライン学習の環境整備の整備費が計上されています。以下2点伺います。
① 本市ではスケジュールが3年、前倒しになった背景並びに整備内容について
② 学校現場でどう活用していくのか、それにより子供たちの学びはどう変わっていくのか伺います。
2、南部地域のまちづくりの諸課題
(1)駅南側駐輪場増設の整備について
令和2年3月、健康づくり、災害時での活用など自転車のより活用しやすいまちづくりの推進を図るため、平塚市自転車活用推進計画が策定されました。長い間懸案事項であった市民待望の駅南側駐輪場整備がさらに進むことになると思います。2点伺います。
ア、 駅南側駐輪場整備の具体的な計画内容について。
イ、 定期利用の駐輪場増設整備が進めば、駅南口広場にある駐輪場のあり方を含め、駅南口広場全体の再整備に向けて検討すべきですがご見解を伺います。
(2)湘南海岸公園龍城ヶ丘ゾーン整備・管理運営事業
本市の将来をになう龍城ヶ丘プール跡地の公園整備については1月に事業者も決定し、3月に事業者と基本協定を締結しました。これまで反対意見だけでなく、賛成意見も多く寄せられています。コロナ禍であっても、必要な事業は計画を前に進めるべきです。以下2点お聞きします。
ア、 コロナ禍で遅れている住民への説明会について
イ、 公園整備事業による津波・塩害の地域への影響等をどのように考えているのか伺い、事業の進捗状況も含め、今後のスケジュール等お聞きします。