6月定例会最終日に請願の審査の概要と結果を委員長として報告しました。
これは、「原子力発電による災害の対策についての請願」で6月23日におこなわれた総務経済常任委員会で審査をおこないました。
審査の内容は、採択討論として現在稼働中の原子力発電所を総点検し、二度とこのような事故がおこらないよう体制を整えて原子力発電の継続をしていかなければならない。新しいエネルギー政策も並行して考えていくべきとの思いから採択すべし。
又、不採択の討論では、今回の原発事故を一刻も早く収束させる事が最優先課題であり、国民を守る対策、原子力発電所の安全性の確保の徹底及び再生エネルギーの普及への取り組みを強化すべきとの立場から不採択すべし。
採決の結果、3対3の可否同数になりました。
この場合、委員長採決となり、私の考えで不採択と決定しました。
請願の趣旨は、充分理解できますが、採択の場合は、意見書の提出がありますので、文章の細部にわたる点検の結果、不採択の選択を選ばざるを得ません。
市議会として意見書を提出する場合は、請願内容について、各会派への事前の充分な根回しが必要です。今回はそれが充分ではなかったと思います。請願文書の文字ひとつで請願の趣旨が変りますので、今後は、時間や内容等充分注意が肝要と思います。