期間 2024年10月17日~10月18日
場所 兵庫県姫路市
テーマ 「健康づくりとまちづくり、市民の一生に寄り添う都市政策」
議題の背景
感染症の脅威や少子高齢化への対応、そして国民の健康づくりの重要性がここ数年で非常に高まってきているためです。国の社会保障制度が高負担、高福祉にシフトしつつ、住民、国、自治体にとっても負担増が懸念され、生活習慣病による健康リスクの提言や健康寿命の延伸など行政による健康づくりへの支援が社会的課題になってきています。
- これまでの健康づくり政策はインパクトをもたらしたのか。
- 住民の健康づくりに対して、自治体の果たすべき役割は何か。課題は。
- 住民の健康づくり政策は今後どう展開すべきなのか。
2024年から2025年までの12年間は、健康日本21(第3次)による新たな健康づくり施策が展開され、すべての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現をめざし、「誰一人取り残さない健康づくりとより実効性を持つ取り組みの2つの柱から実現するよう求められている。
本市として個々人の健康をどう捉え、どのように寄り添っていくのか、また市民一人ひとりの健康づくりを自治体経営にどう組み込んでいくのか、求められている。
基調講演 兵庫県姫路市長 清元秀康
姫路市は、人生100年時代の到来を見据え、市民の命、くらし、一生の「ライフ」を守り支えることを市政の基本方針にしています。
- 市民による主体的な介護予防を促進
市内約470か所の会場で高齢者の運動機能の維持・向上を目的に週1回程度「いきいき100歳体操」が開催され、また地域の高齢者が気軽に自由に参加できる通いの場への活動支援をはかり、地域の介護予防の拠点としています。
- 居心地がよく歩きたくなるまちなかの形成
まちの世界遺産、姫路城につながる駅前大手前通りを歩行者利便増進道路制度に指定。沿道店舗が椅子テーブルを設置、賑わいの創出と価値の向上を図る
主報告 千葉県流山市長 伊崎義治
都市そのものを健康にするまちづくり
従来のように保健、医療分野だけで個人ごとの健康増進を図るのではなく、生活環境や地域社会、学校、企業など都市のあらゆる分野を視野に入れた取り組みによって、都市そのものを健康にすることで、そこに住む人のストレスを軽減し、リフレッシュできる環境を創ることだと言えます。
健康都市プログラムの5つの柱
- 子育て環境の充実、長寿社会対応のまちづくり
- 緑の回復、保全と安心・安全のまちづくり
- 地域の豊かな文化とスポーツを楽しめるまちづくり
- 心と体を健やかに育むまちづくり
- 安全で健やかな食生活を育むまちづくり
流山市に住みたい街を目指せば、マーケティングしなくても住まいの物件は増え、人口増加につながる。
研究事例 奈良学園大学保健医療学部講師 笹野弘美
フラダンスで健康づくり
フラダンスは、常に股関節・膝関節を曲げた状態で、肩を水平にし、体感を正中位に保ったままで骨盤の回旋・傾斜運動が反復的におこなわれます。さらにエアロビクスや太極拳と同じように有酸素運動であります。これらにより、フラダンスは健康増進と介護予防に有効です。
フラダンスはハワイアン音楽に合わせ、ゆったりと踊るため、楽しく実施でき、その楽しさが運動の継続につながり、人前で披露する事の満足感。達成感や高揚感につながり、介護予防の定期的、継続的な運動に有効な手段と言えます。
本市にも多くのフラのチームがあり、七夕まつりで20年以上も演舞していますが、今回の研修でフラダンスが介護予防につながることを伝えて、さらにフラダンスの活性化を図りたいと考えます。