高齢者の多様な役割、外出と交流や健康・元気で長生きを促進 医療と介護の連携強化、認知症対策や看取り対応の施設の拡大

平塚クラブの会派視察

2009年10月19日

期間   平成20年10月15日~平成20年10月16日(一泊2日)
視察先  釧路市民文化会館(北海道釧路市)
視察項目 第3回全国市議会議長会研究フォーラムin釧路

所見

このフォーラムは、東京、熊本市に次いで釧路市で開催されたもので、全国から、約1500名の市議会議員が集まり、2日間にわたり、パネルディスカッションや課題討議を通して、議員がこれからどう活動していくべきかなど意見交換をおこない、私にとっても大変参考になりました。

◎基調講演では、大森東大名誉教授が「変わる自治体のガバナンス」と題し、「これからは、都道府県から市に権限が委譲され、約350の仕事が市に託される。そうなると、意思決定で議会の役割がこれまでよりも増大する。」と指摘。この他、議会は、首長が企画立案した議案を審議するだけでは、だめで、議会も執行権をもつべきとしています。自治体の将来を決めるような重要なものは、まず、議会が特別委員会を作って、議会で検討し、骨子をまとめ、それにもとづいて細かいことを考案し議会に提示するよう執行機関に指示すべきと述べています。本市では、予算編成について、予算編成権は市長にありますが、予算を編成する時の骨格の考え方、方針を議会がまとめて市長に伝えるべきです。その意味でも、予算特別委員会の設置実現にむけてとりくむべきと思います。

◎自治体財政が逼迫しているなかで、歳出を削減するために「選択と集中」ということばがよく使われ、本市の大蔵市長も好きなことばですが、市民の満足度を高めるという考え方は今の時代にそぐわなくなっているのではないか。これからは、市民に納得してもらうような方法をとれるかどうかが大切です。「満足」でなく「納得」の行政運営が必要と考えます。