高齢者の多様な役割、外出と交流や健康・元気で長生きを促進 医療と介護の連携強化、認知症対策や看取り対応の施設の拡大

令和2年12月議会 質問要旨

2021年1月15日

住みたいまちへ選ばれるために

民間住宅情報サイトで発表された首都圏版「コロナ禍での借りて住みたい街ランキング」が9月に発表され本市は13位上昇し、首都圏で27位でした。また、12月発表された本当に住みやすい街大賞2020シニア編で首都圏3位になりました。本市は海、山、川に恵まれ、温暖な気候や自然との共生のもと、さらに住みたいまちに選ばれるためには、地域資源を活用した新たな将来への投資も必要と考えます。一方では、地域の課題を解決し「定住促進と来街促進」を進め地域社会の活性化を図らなければならないと考えます。そこで現在かかえている二つの地域課題について、お聞きします。

(1) 龍城ケ丘プール跡地の公園整備事業

今年の3月3日 市と積水ハウスグループは龍城ケ丘プール跡地の公園整備の基本協定を締結しました。3月~5月に実施された市のアンケート調査では公園整備が出来たらぜひ行きたいなど肯定的な市民が80%以上で整備を大変期待しています。プール跡地は7年以上にわたり何もせず、現在まで放置されています。このまま放置していては、環境、景観、防犯、災害対策などの面で、大変問題です。コロナ対策を考慮し、計画通り、しっかりと公園整備を進めるべきです。以上を踏まえ、以下伺います。

ア,10月10日から14日までに4回開催された住民説明会の内容について

イ、この説明会の前に、地元自治会から自治会長名で決議書や要望書、などが市長あてに届いています。複数の自治会から提出された決議書や要望書に対し、市の見解を伺います。

ウ、市民の不安、疑問点に関して

①公園整備をすることで得られる幸せや魅力、効果をどのように考えていますか。
②駐車場は有料で、時間制限も検討していますが、コンビニは24時間営業です。車の騒音や治安の悪化などの対策はどう考えていますか。
③飛砂を危惧する市民がいますが、飛砂対策はどのようにされていますか。
④数千年に1度の巨大な津波の危険性について、樹木が人の命を未然に防ぐので樹木を切るなと考える市民がいます。樹木による減災の効果が多少あるとしても樹木が津波を防ぐとは思えません。そのため、命を守ることの最優先は一人一人が高い所に早く逃げることだと考えますが、市の見解を伺います。

(2) 相模川や金目川水系の洪水対策は万全か

気候変動による豪雨や、台風による河川の氾濫対策は、住民の安心安全はもとより、選ばれる街の必要不可欠な条件です。そこで何点かお聞きします。

ア、相模川水系について
①1時間当たり70.5ミリの降雨を反映した内水ハザードマップの改定に向け、どのような準備がされてきたのか。
②10月に四之宮地区で内水氾濫対策の説明会が開催されましたが、その内容について、また、この説明会で本市独自に排水ポンプ車の導入がされるとしていますが、状況について伺います。

イ、金目川水系について
① 県と連携した河川改修工事など具体的な氾濫防止対策の状況について
② 水門は24基ありますが、開閉の基準の考え方について
➂金目川下流域の堤防未整備区域について整備計画の進捗状況や平塚市や大磯町の住民との話し合いは進んでいるのでしょうか、
④ 金目川左岸河口部分は、土砂の浸食も進み、津波や台風の高潮時は大変危険です。整備に向けて県との連携はどうなっていますか。
⑤ 河内川では金目川本川に流れず、それにより起こる内水氾濫の危険性はないのでしょうか、その防止対策はどうされていますか。

100年ライフに向け高齢者から選ばれるまちへ

本市では100年ライフに向けた政策ビジョンを今年の3月に発表しました。これからは、元気で経験や知識を豊富に持つアクティブシニアが増え、再就職、起業、社会貢献など高齢者が社会をけん引する時代へと変わり、 多様な暮らし方や多様な役割を担うようになると考えられます。また、12月には令和3年度から令和5年度までの平塚市高齢者福祉計画(介護保険事業計画第8期)の素案が示されました。これらを踏まえ、以下伺います。

① 100年ライフの目指すべき将来像の実現に向けた考え方について
② 2040年問題の課題と改善に向けた方向性について
③ 公益財団法人生きがい事業団の在り方も変わらなければいけないと考えますが、生きがい事業団の現状や課題並びに今後の具体的な方策について
④ 人に寄り添う介護サービスの充実のために外国人材を含む介護人材の確保や定着支援、介護サービスの質の向上、スキルアップなどの取り組みや課題について

市役所の改革待ったなし

新型コロナウイルスの影響で、令和3年度は税収の大幅な落ち込みで厳しい財政運営となり、財政調整基金が年度末59億円あるからと言っても今まで以上に無駄の撲滅やダブり業務の解消など行政の効率化の推進をしなければいけません。そのためには、市役所の改革が待ったなしです。以下伺います。

ア、職員提案や業務改善の活性化、職員研修の充実など、どのように図っていくのか現状を含め今後の取り組みについて

イ、庁内のここが変だ、おかしいなど市民からの目線による改革も重要です、市長への手紙やほっとミーティングなど市民や団体等から要望された内容についてどう対応されたか伺います。

ウ、長時間労働の是正など職員のワーク・ライフ・バランスを実現することで職員の一人一人が高いモチベーションを持ち、働くことが出来る職場環境をつくるためテレワークやモバイルワークの推進、拡大時差出勤制度の拡充、時間外勤務の削減など、職員の働き方改革をどのように推進していくのか、ご見解を伺います。